下記の悩みを持っていないでしょうか?
サンフランシスコの物価って高いの?安いの?
生活費が日本とどれくらい違うの?
結論から言うとサンフランシスコの物価は高いです。サンフランシスコは、アメリカの中でも物価は高い方で特に家賃が高いと言われています。
実際にサンフランシスコに留学した経験からサンフランシスコの物価について徹底解説します。
また、具体的に東京との物価の比較も併せて紹介しています。
本記事を読むと下記のことがわかります。
・サンフランシスコの物価について
・サンフランシスコの節約法
・サンフランシスコでの生活に必要な費用
サンフランシスコの物価は高い?
サンフランシスコの物価は高い
サンフランシスコの物価は高いです。EIUが2023年に発表した世界生活費ランキングでサンフランシスコは世界10」位となっています。アメリカ国内では、3位のニューヨーク、6位のロサンゼルスに次いでアメリカで3位の物価の高さとなっています。ちなみに、下記が世界トップ10となります。
世界の物価が高い都市ランキングTOP10
1位:シンガポール
2位:チューリッヒ(スイス)
3位:ジュネーブ(スイス)
4位:ニューヨーク(アメリカ)
5位:香港
6位:ロサンゼルス(アメリカ)
7位:パリ(フランス)
8位:コペンハーゲン(デンマーク)
9位:テルアビブ(イスラエル)
10位:サンフランシスコ(アメリカ)
60位:東京
70位:大阪
東京が60位ということを考えると、サンフランシスコはかなり高いと感じる人も多いと思います。サンフランシスコは、特に家賃が急騰しています。サンフランシスコに留学に行く際は、どの程度の資金が必要か事前にしっかりと検討してから、渡航しましょう。
また、アメリカ政府によるとサンフランシスコ周辺の25歳-64歳の正社員の年収の中央値は2016年時点で6万3000ドル(約810万円)です。東京の年収の中央値が572万円(総務省統計局調べ)を考えると、サンフランシスコの年収の高さがわかります。
下記で詳しく物価の比較をしますが、実際に留学してサンフランシスコは特に家賃にお金がかかると感じました。世界最大級のDBを持つEXPATISTANは、サンフランシスコは東京より30%生活費が高いと発表しています。
なんでサンフランシスコの物価は高いの?
物価が高いのはわかりました。でもなんで高いの?
サンフランシスコの物価が高い理由について、下記で解説していきます。
家賃が高い
まず、家賃が高い点が挙げられます。サンフランシスコ周辺には、シリコンバレーがあります。シリコンバレーには、AppleやGoogleなどの大手IT企業があり、彼らは高年収を稼いでいます。
高年収を稼ぐ人が多い地域なので、家賃がどんどん上がっています。大手企業の中には、家賃手当を出す企業もあり、全米でも家賃が一番高い都市として知られています。
世界の都市の物価をデータベース化しているNUMEBOによると、サンフランシスコ市内の家賃は下記のようになっています。
サンフランシスコ市内の家賃相場
・1ベッドルームアパート:3,121.40ドル(47.3万円)
・3ベッドルームアパート:5,499.76ドル(83.3万円)
上記は1人暮らし用の家賃ですが、シェアハウスの相場は1500ドル~2500ドルが相場となります。
サンフランシスコは、全米の中でも特に家賃は高いと言われています。
家賃以外の生活費も高い
サンフランシスコでは、上記で紹介した家賃以外のコストも高いです。理由は、上記と同様に働いている人の年収が高いためです。また、土地の代金も高騰しているため土地の代金に比例して飲食店や商業施設などのコストも高くなっていきます。
友達と飲食店でごはんを食べるときも、チップ文化も影響して1人30ドル(約3840円)を超えることは日常茶飯事です。お酒を飲むとより高くなります。日本人だけでなく、ほとんどの国からやってくる留学生たちが物価の高さに驚いていました。
毎日外食は、お金がすぐに尽きるのでなるべく自炊をして外食を控えていました。
サンフランシスコと東京の物価比較
サンフランシスコと日本の各項目の費用の比較をしています。
サンフランシスコと東京の家賃比較
サンフランシスコと東京の家賃を比較しています。東京と比較しても、サンフランシスコの家賃は高く、2都市の間で2倍近くの家賃の開きがあります。家賃をなるべく抑えるためには、シェアハウスに住んだり、ダウンタウンから離れた家に住むのがおすすめです。
項目 | サンフランシスコ | 東京 | |
住居 | 6人部屋 | 1500~2500ドル | 80,000円 |
1人部屋 | 3000~4000ドル | 150,000円 |
サンフランシスコと東京の食費比較
次に、サンフランシスコと東京の食費の比較をしています。スーパーマーケットで購入する食材と外食にかかる費用の2種類を比較しています。食費を比較した結果、スーパーマーケットで購入する食材よりも外食費用で大きな差があることがわかってきました。
外食費用は、日本の2倍~3倍となるケースが多いです。また、アメリカでは通常の外食費用にプラスでチップも15~20%かかると考えると支払う総額は東京の4倍程度になってしまう場合もありそうです。外食をなるべく避けて、自炊することで生活費のバランスを保っていく必要がありそうです。
項目 | サンフランシスコ | 東京 | |
食材 |
水500ml | 1.5ドル | 100円 |
卵12個 | 5ドル | 200円 | |
レタス1玉 | 3ドル | 150円 | |
ポテトチップス1袋 | 1.5ドル | 100円 | |
ビール500ml | 3ドル | 550円 | |
外食 | ファーストフード | 15ドル | 700円 |
カジュアルレストラン (ランチ) |
25ドル | 1,000円 | |
カジュアルレストラン (ディナー) |
40ドル | 2,500円 |
サンフランシスコと東京の日用品費用比較
サンフランシスコと東京の日用品の費用を比較しています。単価自体も安いため、家賃や外食費ほどの大きな差はありません。シャンプーや洗剤などは、サンフランシスコの方がやや高いです。トイレットペーパーに関しては、日本の2倍程度する場合もあるので、注意しましょう。
項目 | サンフランシスコ | 東京 | |
日用品 | トイレットペーパー (12ロール) |
10ドル | 400円 |
シャンプー | 6ドル | 600円 | |
洗濯用洗剤 | 10ドル | 700円 |
バンクーバーと東京のその他費用の比較
最後に、上記で紹介してきた費用のほかに留学中に必要となる価格をサンフランシスコと東京で比較しています。具体的には、交通費や通信費などをピックアップして比較しています。公共交通機関については、東京もサンフランシスコもほとんど変わらないという結果になっています。
ただし、通信費については開きが出てきています。通信費はあくまで平均価格を下記で紹介しているので、価格を抑えたい方は大手キャリア以外と契約することで、より安価な値段でスマホを利用することができます。
項目 | サンフランシスコ | 東京 | |
交通費 |
タクシー初乗り | 4ドル | 410円 |
電車 | 2ドル | 220円 | |
バス | 2ドル | 210円 | |
通信費 |
5GBプラン | 50ドル | 2,000円 |
10GBプラン | 60ドル | 7,000円 | |
交際費 |
動物園入場料 | 23ドル | 600円 |
サンフランシスコでの生活費をなるべく抑える方法
1、シェアハウスに住む
サンフランシスコ留学で、滞在費を抑えたい場合はシェアハウスに住みましょう。シェアハウスとホームステイ、1人暮らしの相場は下記のとおりです。
1人暮らしの相場
ホームステイ:15万~25万円
シェアハウス:12万~20万円
1人暮らし:30万~50万円
住む場所や相部屋かどうかによっても変わりますが、滞在費を抑えたいのであればシェアハウスをおすすめします。
特に1人暮らしは一気に家賃が高くなります。サンフランシスコの留学生はシェアハウスまたはホームステイで滞在している人が多いです。
realtor.comでサンフランシスコの家探しができます。また、シェアハウスの家探しはNestpickがおすすめです。シェアハウスを含む滞在方法については、下記の記事で解説しています。
2、郊外に住む
サンフランシスコの中心部に近いエリアは、家賃が高い傾向にあります。サンフランシスコ郊外に住むことで家賃を抑えることができます。
例えば、サンフランシスコの隣街であるDaly Cityに行くと価格を抑えることができます。Daly Cityは、治安も安定しておりダウンタウンまで電車で20分程度とアクセスも悪くありません。Daly Cityには、1000ドル以下でシェアハウスできる場所も複数存在します。
その他にもサンフランシスコから離れると家賃が安くなる傾向にあります。ダウンタウン以外の地域での家探しも視野に入れてみましょう。
3、現地のSIMを購入
スマホは、日本からスマホを持っていき現地のSIMを挿入して使うことをオススメします。日本のスマホ+現地SIMを採用することで、費用を抑えることができます。
スマホの本体代はかかりませんし、5GBのプランであれば50ドル程度の月額で使用可能です。注意点としては、日本で使用しているスマホをSIMフリースマホにしていく必要があります。
大手キャリアで契約したスマホは、SIMロックになっていることが多いので注意しましょう。SIMロックの解除方法は下記をご確認ください。
各キャリアのSIMロック解除方法
・auスマホのSIMロック解除方法
・docomoスマホのSIMロック解除方法
・ソフトバンクスマのSIMロック解除方法
4、アルバイトをする
生活費を稼ぐためにアルバイトをすることができます。
アメリカでは、学生ビザでも条件を満たせば就労が可能となります。大学にフルタイムで通っているかつキャンパス内の認められた職種であれば、働くことができます。キャンパス内の職種は具体的に下記のような職種があります。
・コンビニ店員
・レストランの店員
・教授のサポート
・事務員
・清掃員 など
給料はあまり高くありませんが、稼ぎがあるのとないのでは気持ち的にも大きく異なります。また、キャンパス外で働く場合も移民局への申請が承認された場合に限り就労が可能です。
注意点としては、学生ビザで働く際は週に20時間までしか働けません。下記の記事でアメリカのバイト事情について詳しく解説しています。
サンフランシスコでの生活にはいくら必要?
サンフランシスコで1か月生活するためには、下記の費用が必要です。一つの目安としてご確認ください。
合計:1750~3130ドル
下記が内訳となります。
費用(1か月) | 備考 | |
家賃 | 1000~2000ドル | シェアハウスに住んだ場合 |
交通費 | 100~150ドル | |
食費 | 300~400ドル | 基本は自炊、週1~2回外食の場合 |
通信費 | 50ドル~80ドル | データ容量10GBプラン契約の場合 |
交際費 | 300ドル~500ドル | 土日のお出かけに利用 |
生活費を抑えれば、サンフランシスコで1750ドル前後で生活することができます。私は、1か月の生活費を1600ドル以内に抑えるように生活をしていました。友達と遊ぶ時は使う、抑えるところは抑えてメリハリをつけていました。
サンフランシスコ留学にかかる費用は、下記の記事で解説しています。
まとめ:サンフランシスコの物価は高いが、抑えることもできる!
本記事では、サンフランシスコの物価について紹介してきました。サンフランシスコの物価は東京と比較しても高いので不安になるかもしれません。
生活費をなるべく抑えるためにも下記の4点について考えながら、生活してみましょう。
・シェアハウスに住む
・郊外に住む
・現地のSIMを購入する
・アルバイトをする
不明な点などありましたら、お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
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