オーストラリア留学ってどの都市がおすすめ?
それぞれの都市にどんな特徴があるの?
オーストラリア留学予定者で、どの都市に留学すればよいか迷っている方もいると思います。インターネットで調べても都市がたくさん出てきてわからない方も多くいます。
私自身、オーストラリア留学前どの都市が自分に合っているのかわからなかったため、必死に調べました。本記事では、オーストラリアの留学におすすめの7都市を徹底比較しました。
本記事で下記がわかります。
・オーストラリアの各都市の特徴
・オーストラリアの都市の選び方
・オーストラリアのおすすめ都市
留学先におすすめの国の比較は、下記の記事で紹介しています。
日本人はオーストラリアのどこに滞在してる?
日本人に人気のオーストラリアの都市を調査しました。オーストラリア政府が発表している州ごとの日本人学生数のデータがあります。
州(主要都市)\年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
NSW(シドニー) | 3,562 | 2,697 | 1,690 |
VIC(メルボルン) | 3,204 | 2,348 | 1,428 |
QLD(ブリスベン、ゴールドコースト) | 4,197 | 3,137 | 1,821 |
SA(アデレード) | 629 | 481 | 285 |
WA(パース) | 975 | 677 | 351 |
TAS(タスマニア) | 101 | 80 | 41 |
NT(ダーウィン) | N/A | N/A | N/A |
ACT(キャンベラ) | 107 | N/A | N/A |
NSW州、VIC州、QLD州で日本人留学生数の大部分を占めていますね。
失敗しない!オーストラリアの都市の選び方5選!
学習環境
オーストラリア全体として教育の質が高く、語学学校に大きな差はありません。しかし、都市によって日本人数は違います。本気で英語を学びたい場合は、日本人比率の低い都市を選ぶとよいでしょう。
下記が各都市の人口に占める日本人数を表した表です。メルボルンやアデレードなどの都市が日本人比率が少ない都市となります。続いてシドニー、ブリスベン、パースなども比較的日本人が少ない都市です。
日本人比率(日本人数/都市人口)
シドニー | 0.6% |
---|---|
メルボルン | 0.25% |
ブリスベン | 0.4% |
ゴールドコースト | 1.8% |
パース | 0.35% |
アデレード | 0.17% |
ケアンズ | 2.7% |
気候
オーストラリアの国土は大きいため、都市によって気候も異なります。自分の好きな気候から都市を選ぶこともできます。
下記は、各都市の最高気温と最低気温を示した表です。国土の南の方にあるメルボルンは涼しく、パースやアデレードは暖かい気候となります。シドニーやブリスベン、ゴールドコーストは寒すぎず暑すぎずバランスの取れた気候となっています。
最低気温(℃) | 最高気温(℃) | |
シドニー | 7.8 | 28.4 |
メルボルン | 6 | 25.8 |
ブリスベン | 9.5 | 29.4 |
ゴールドコースト | 12 | 28.9 |
パース | 8 | 32 |
ケアンズ | 8 | 30 |
アデレード | 17 | 32 |
また、オーストラリアは日本と同様に島国のため、海がある都市が多いです。上記の都市ではブリスベン以外は、海が近くにあるので海が好きな人も楽しめると思います。
便利さ
暮らしていくうえで便利さは重要なポイントです。1か月程度の短期留学であれば、あまり重要ではないかもしれません。
しかし、半年以上の長期留学であれば便利さを考慮して都市を選びましょう。具体的には、下記のようなポイントに注意して各都市の情報収集をしましょう。
オーストラリア都市選びの便利さ確認ポイント
・交通の便が整っているか
・日本語対応の病院があるか
・キャッシュレス化が進んでいるか
下記のような媒体で情報収集可能ですので、積極的に各都市の情報収集しましょう。
各都市の情報収集可能な媒体
・ツイッター(特に各都市の公式ツイッターアカウント)
・ツイッター(各都市に住んでいる人のツイート)
・留学エージェントサイトに記載の体験談
・各州のWEBサイト
私自身、留学に役立つツイートもしていいますので、興味のある方は是非見てみてください。
求人
求人の種類や豊富さも重要なポイントです。オーストラリアでは、学生ビザやワーホリビザで働くことができます。オーストラリアで働きたいと思っている人にとって、求人は要チェックポイントとなります。
留学前に現地での求人がどれくらいあるか確認しましょう。シドニーには求人がかなり多い一方で、ケアンズは求人が比較的少ないです。
下記の記事でオーストラリアのバイト事情について詳しく、解説しております。留学中に働きたい人は、下記の記事をご確認ください。
住みやすさ
生活していくうえで住みやすさも重要です。オーストラリアの都市の都心部は、ビルが立ち並び都会です。一方で自然も多く30分程度でビーチや山にたどり着けるという特徴もあります。
都会に住みたいのか、自然を感じながら住みたいのかで選ぶ都市も変わってきます。オーストラリアでは、BBQが盛んなのでビーチや公園が多くある都市が人気です。
便利さと自然をどういうバランスで重視するかで都市がある程度絞れます。
オーストラリアおすすめの都市比較表
シドニー | メルボルン | ブリスベン | ゴールドコースト | パース | アデレード | ケアンズ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
住みやすさ |
3位(2019年) | 9位 | 10位 | ランク外 | 6位 | 3位 | ランク外 |
語学学校数 | 多い | 多い | 中 | 中 | 中 | 少ない | 少ない |
気温 | 7.8~28.4℃ | 6~25.8℃ | 9.5~29.4℃ | 12~28.9℃ | 8~32℃ | 8~30℃ | 17~32℃ |
降水量/月 | 69~137mm | 37~60mm | 45.7~159.6 | 41.2~183.4mm | 8~149mm | 20~80mm | 29~448mm |
日本人 |
34,000人 | 11,917人 | 10,000人 | 11,300人 | 7,268人 | 2,262人 | 4,119人 |
人口 | 5,029,768人 | 4,725,316人 | 2,360,241人 | 646,983人 | 2,022,044人 | 1,306,000人 | 150,041人 |
日本人比率 | 0.6% | 0.25% | 0.4% | 1.8% | 0.35% | 0.17% | 2.7% |
求人 | 多い | 中 | 中 | 中 | 少ない | 少ない | 少ない |
ワーホリ人気 | 高い | 高い | 高い | 高い | 低い | 低い | 低い |
特徴 (各2個) |
・都市と自然が近い ・圧倒的な求人数 |
・カフェ文化の発祥地 ・スポーツの開催地として有名 |
・豪第3の都市 ・ゴールドコーストまで1時間 |
・サーファーの聖地 ・日本人比率が高い |
・都市と自然が近い ・給料が高い |
・芸術とワインの街 ・レストラン数多い |
・グレートバリアリーフ ・リゾートバイトが可能 |
住みやすさランキング(2021年度):eiu.com/n/
日本人数:https://www.statista.com/
オーストラリアのおすすめ7都市厳選比較!
シドニー
求人数が豊富
求人数が圧倒的に多く、現地で働きたい人はシドニーをオススメします!また、都会からすぐ近くにビーチや公園が多くあるのも特徴です。
気候も温暖で、日本と比較しても過ごしやすい気候となっています。オーストラリア最大の都市で必要なものはすべてそろっているので、生活に困ることはないと思います。
物価 | 日本より高く、オーストラリアの中でも比較的高い。 |
---|---|
気候 | 温暖な気候。 冬は寒すぎず、夏は暑すぎない過ごしやすい気候。 |
日本人 | 日本人数は多いが、日本人比率でみるとそこまで気にならない。 |
求人 | オーストラリアの都市の中では、圧倒的に求人数が多い。 日系、ローカルともに求人数としては多い。 |
過ごしやすさ | 市内は、コンパクトで徒歩圏内になんでもそろっている。 ビーチや自然も近くにあるため、週末にリフレッシュも可能。 |
こんな人にオススメ! | 都会と自然両方楽しみたい人 豊富な求人から職種選びをしたい人 |
メルボルン
西洋の雰囲気を感じられる
イギリス植民地時代の西洋風の建物が多く立ち並んでいます。カフェ文化も盛んで、さまざまな種類のカフェが存在します。
気候は、比較的涼しい気候です。世界の住みやすい街ランキングに毎年上位に来るほど人気の都市となっています。程よく都会な雰囲気が好きな方には、おすすめの都市です。
物価 | 日本より高く、オーストラリアの中でも比較的高い。 |
---|---|
気候 | 年中を通して涼しい。 夏は、最高気温25℃と過ごしやすい。 |
日本人 | 日本人比率は0.25%とそこまで多くない。 |
求人 | シドニーの次に多い。 日系、ローカルともに求人はある。 |
過ごしやすさ | 西欧風の街並みに囲まれての生活ができる 世界一住みやすい街に選出(2017年) |
こんな人にオススメ! | 住みやすい街を求めている人 暑い場所より涼しい場所で暮らしたい人 |
ブリスベン
都市と自然の融合都市
ブリスベンは、オーストラリアで3番目に大きい都市です。都市と自然のバランスが取れた住みやすい街です。
海はありませんが、人工的に作った海が街の中にあります。温暖で落ち着いた雰囲気の都市のため、英語の勉強に集中したい人が集まる傾向にあります。
物価 | 日本と比較すると高いが、オーストラリアの中では平均的。 |
---|---|
気候 | 温暖な気候。 冬でも最低気温10℃程度と1年を通して過ごしやすい。 |
日本人 | 多くもなく、少なくもない。 |
求人 | オーストラリアの都市の中で3番目に多い。 日系、ローカルともに求人は存在する。 |
過ごしやすさ | 公園や自然を感じるスポットが多く、かなり過ごしやすい。 真面目な学生が集まる傾向にある。 |
こんな人にオススメ! | 大都市すぎない場所に留学したい人 |
パース
給料が高い
物価が高く、最低賃金もオーストラリアで一番高いです。稼ぎたい人はパースに行くことをオススメします!物価も高いので、ものの買いすぎには注意しましょう。
日本人が少ない都市のため、英語力アップに集中したい人にはおすすめの都市です。気候も暑すぎず、寒すぎずバランスの取れた気候が特徴です、
物価 | オーストラリアで一番高い。 |
---|---|
気候 | 温暖な気候。 冬は寒すぎず、夏は暑すぎない。 |
日本人 | 日本人は少なく、国際色が豊か。 |
求人 | 上位4都市と比較すると少ない。 ローカルの職種を探すのはやや困難。 |
過ごしやすさ | 住みやすい都市ランキング10年連続TOP10入り |
こんな人にオススメ! | 日本人の少ない環境に身を置きたい人 オーストラリア西海岸で生活してみたい人 |
ゴールドコースト
開放的な雰囲気
開放的な雰囲気で、ビーチが好きな人にはおすすめです。サーファーズパラダイスというビーチに世界中からサーファーがやってきます。
サーフィン好きの人や、海が好きな人にはおすすめの都市です。ただし、日本人が多く集まる都市なので周りから日本語が聞こえてくることも多いのが特徴です。
物価 | オーストラリアの中では比較的低め。 |
---|---|
気候 | 年間300日以上の晴天。 冬でも10℃を切らないため、寒すぎない。 |
日本人 | 日本人比率はオーストラリアの都市の中でかなり高い。 |
求人 | オーストラリアの都市では4番目に多い。 日系、ローカルともに求人は存在する。 |
過ごしやすさ | 日本人のコミュニティは多いので、日本人同士での助け合いが可能。 マリンアクティビティが好きな人にとっては最適。 |
こんな人にオススメ! | 英語だけでなく、サーフィンも楽しみたい人 日本人が多い都市に留学したい人 |
ケアンズ
日本人がいる安心感
ケアンズは、オーストラリアの中で日本人比率が最も高い都市です。日本人がたくさんいる都市で安心して留学をしたい人にオススメです!
世界的に有名なグレートバリアリーフがすぐ近くにあります。短期で観光も含めて留学する方には、楽しめる都市だと思います。
物価 | オーストラリアの中では比較的低め。 |
---|---|
気候 | 年間を通して20℃以上の日が多く、暖かい。 |
日本人 | オーストラリアの都市で一番日本人比率が高い。 |
求人 | 少ない。 ホテルなどのリゾートバイトなどの求人は、ほかの都市より多い。 |
過ごしやすさ | 日本人比率が高いため、日本人同士の助け合いが可能。 世界遺産のグレートバリアリーフは見とれるほど美しい。 |
こんな人にオススメ! | 観光学、ホスピタリティを学びたい人 リゾートで生活したい人 |
アデレード
日本人と離れて生活できる
アデレードは日本人が少なく、英語を学ぶには最適な都市です。ただし、働きたい人にとっては求人が少ないので注意が必要。
気候は、1年中過ごしやすい気候となっています。街自体がそれほど大きくないため、コンパクトな都市で生活したい人にとっておすすめの都市です。
物価 | オーストラリアの中では比較的低め。 |
---|---|
気候 | 夏は30℃までいかないことが多く、1年中を通して過ごしやすい。 |
日本人 | 日本人比率は、0.17%とほかの都市比べても少ない。 |
求人 | 求人は少ない。 日系、ローカルともに探すのは困難。 |
過ごしやすさ | 徒歩20分で街を散策でき、必要なものはすべて徒歩圏内に存在する。 自然も近く、過ごしやすい都市。 |
こんな人にオススメ! | 日本人比率の少ない都市に留学したい人 なるべくコストを抑えて留学したい人 |
私はこうしてシドニーを選びました
私はこれまで留学を3回経験し、3回目にシドニーを選びました。留学先をシドニーに選んだ時の選び方を紹介します。
STEP1:多国籍な環境で生活したい
シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード
STEP2:都市と自然(ビーチなど)どちらも楽しみたい
シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード
STEP3:いろんな職種で働いてみたい(求人が多い)
シドニー、メルボルン、パース、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード
STEP4:温暖な気候
シドニー、メルボルン、ゴールドコースト
STEP5:日本人比率が低いところがよい
シドニー、ゴールドコースト
まとめ:自分に合った都市で最高の留学生活を送ろう!
本記事では、オーストラリア留学におすすめの7都市の比較をしてきました。自分に合った都市は見つかったでしょうか?
下記のポイントに注意して留学先の都市を選びましょう。
留学先の選び方ポイント
・学習環境
・気候
・便利さ
・求人
・住みやすさ
オーストラリアはどの都市も過ごしやすく、逆に迷ってしまった方もいるかもしれません。迷っている方は、シドニーをおすすめします。7都市すべて行きましたが、シドニーが一番バランスの取れた良い都市だと感じました。
不明な点などありましたら、こちらからお問合せください。
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