バンクーバー留学の費用ってどれくらいかかるの?
留学にはどんな種類の費用が必要なの?
バンクーバーに留学したいけど、費用がどれくらいかかるかわからない人も多いのではないでしょうか。私自身3回留学してきましたが、留学前は留学全体の費用感の想像がつきませんでした。
そこで本記事では、バンクーバー留学にかかる費用を項目別、目的別に紹介します。この記事を読むと下記がわかります。
・バンクーバー留学にかかる費用(目的別)
・バンクーバー留学にかかる費用(項目別)
・留学費用を安く抑えるコツ
バンクーバー留学にかかる費用はこれだけかかる
バンクーバー留学は、総額で下記の費用がかかります。下記の費用について、詳細の項目や費用を下記で紹介していきます。
バンクーバー留学にかかる総額
1か月:47万円~83万円
1年:97万円~581万円
※一般的な価格を示していますので、人によっては上記の価格以外になることもあります。
1年留学する場合はアルバイトをすることが多く、アルバイトで稼いだ額を引いているので、97万円という安価な費用となっています。
バンクーバー留学にかかる項目別費用
バンクーバー留学にかかる費用項目は7項目あります。下記7項目それぞれについて、詳しく下記で解説していきます。
バンクーバー留学にかかる費用項目
・学費
・滞在費
・生活費
・航空費
・エージェント費用
・ビザ費用
・海外保険費用
学費
留学する際に一番大きな割合を占める学費について解説します。学校に通う場合大きく2種類に分かれます。それぞれ費用は、立地や設備、教育の質によって大きく変わります。また、語学学校よりも大学の方が費用が高い傾向にあります。
バンクーバー留学時に選択する学校の種類
・語学学校
・大学
語学学校
1か月にかかる費用:15万円~20万円
語学学校は、大学より安いことが多く、語学学校に通うために必要な費用は入学金と授業料の2種類です。語学学校のコースを自分で選択できるので、コストを抑えたい方は、午前中のみのコースを選ぶこともできます。
語学学校の中にも安価な学校とそうでない学校が存在しますので、どの学校が最適か留学エージェントの方に相談してみましょう。
大学
公立の場合:250万円~400万円(1年間)
私立の場合:300万円~500万円(1年間)
大学は、語学学校と比べると費用がかなり高くなります。公立か私立かによっても費用が大きく異なりますので自分の予算に合った大学を探しましょう。
また、大学独自の奨学金制度を持っている大学もあります。学校のHPに掲載されていますので、見てみることをオススメします。
滞在費
留学する際に住む場所に支払うお金です。学費に次いで大きい支出項目になります。滞在方法は、大きく3種類に分けられ、それぞれ費用が異なりますので下記で紹介します。
バンクーバーの滞在方法3種類
・ホームステイ
・シェアハウス
・学生寮
ホームステイ
1か月のホームステイ費用:15万円~20万円
短期留学する人に特に人気なのがホームステイです。現地の家族と一緒に住めるので英語力アップのスピードが早い反面費用としては高めです。費用より英語力アップ重視の人におすすめです。
また、長期留学をする人でも最初の数週間はホームステイをして、落ち着いてきたらシェアハウスを探すという方も多いです。長期留学の中でホームステイとシェアハウスを組み合わせることも可能ですので、自分の希望に合わせて滞在方法を決定しましょう。
シェアハウス
1か月のシェアハウス費用:8万円~15万円
長期留学者に人気なのがシェアハウスです。一人部屋なのか相部屋なのかによって、費用は異なります。費用を安く抑えたい方にとってはシェアハウスがおすすめです。
シェアハウスは、家探しサイトで探したり、語学学校で紹介されていたりします。冬の時期には引っ越しが大変なので、なるべく雪が降らない春~秋にかけて引っ越しするのがおすすめです。
学生寮
1か月の学生寮費用:8万円~15万円
世界中から学生が集まって生活をするのが学生寮です。こちらも一人部屋なのか相部屋なのかによって費用は異なります。費用はシェアハウスと同等の費用で、費用を抑えたい方におすすめです。
学生寮は、通う学校から近いケースが多いので立地を気にされる方にとっておすすめの滞在方法です。ただし、学生寮を持つ学校とそうでない学校がありますので、事前に学生寮の有無をチェックしておきましょう。
生活費
1か月の生活費用:8万円~20万円
生活費とは、現地で食事をしたり、友達と出かけたりするときに発生する費用の総額を示します。現地での生活費はその人の趣味などによって異なりますが、日本より少し高い程度と考えるとイメージがわきやすいと思います。
軽い外食でも1000円以上かかることが多いです。また、食事をする際にはチップが必要となるので注意しましょう。生活費は人によって最も変わる費用かと思います、自分の予算を考えて計画的に使っていきましょう。
航空券
バンクーバー⇔日本間の往復航空券費用:15万円~30万円
航空券の購入は、留学エージェントが代行してくれる場合があります。留学エージェントが航空券を手配する場合は、自分で費用を決められませんが、自分で手配する場合には安い航空券を購入することができます。具体的には、下記の2種類の航空会社によって費用が異なります。
航空券の種類
・LCC:15~25万円
・大手キャリア:20~30万円
LCCとは格安航空会社を指します。大手キャリアとは、JALやANAなどのキャリアを指します。航空券の費用は、直行便か経由便かによっても異なりますので、何を優先するかによって購入する航空券を選択しましょう。2023年現在バンクーバーへの直行便は下記の2空港から出ています。
日本発バンクーバー行の直行便
・成田(エアカナダ、JAL)
・羽田(ANA)
費用を安くしたい方は、LCCをうまく活用して航空券を購入することをおすすめします。私が安く海外に行きたいときに使うのは、Sky scannerです。希望日時で比較して最安値の航空券を出してくれるので重宝しています。
ビザ費用
バンクーバー留学する際には、ビザが必要となります。ビザにかかる費用は、それぞれのビザによって異なりますので、下記で紹介します。
バンクーバー留学する際のビザ種類と費用
・観光ビザ(eTA):約700円(7ドル)
・学生ビザ:約2.4万円(235ドル) ※バイオメトリクス登録料含む
・ワーホリビザ:2.6万円(261ドル) ※バイオメトリクス登録料含む
留学の目的に合わせてビザを選択しましょう。例えば、短期の留学であれば一番安価なeTAの取得のみで問題ありませんし、なるべく働いて稼ぎたいという人はワーホリビザの取得がおすすめです。
留学エージェント費用
バンクーバー留学にかかる留学エージェント費用:0円~数万円
留学エージェント費用とは、留学エージェントを利用する際にかかる手数料を指します。留学エージェントの中には手数料無料の会社もありますので手数料無料の会社を選ぶことをオススメします。
手数料が有料と無料の会社の違いや、オススメの留学エージェントについて下記の記事でまとめていますので、疑問に思った方は確認してみてください。
海外保険費用
1か月の海外保険費用:0円~2万円
留学をする際には、海外保険に加入していく必要があります。下限を0万円としている理由としては、年会費無料のクレジットカード付帯保険を利用することができるためです。
クレジットカード付帯の保険の適用期間は、3カ月以内のことが多いので3カ月以内の留学であればクレジットカード付帯保険を利用することをおすすめします。
3カ月以上留学する方は、保険会社の海外保険に加入する必要がありますので、留学エージェントに相談しましょう。また、まれに日本で加入している保険プランのなかに海外でも利用できる保険が付帯されている場合がありますので、チェックしてみましょう。
留学費用を安く抑えるためのコツ7選
留学へ行くには、大金がかかります。下記の7ポイントを実施することで少しでも費用を抑えて留学することができます。
留学費用を安く抑えるためのコツ7選
・現地でアルバイトをする
・シェアハウスに住む
・LCCを使う
・奨学金を申し込む
・手数料無料の留学エージェントを利用する
・ワーホリビザで留学する
・交換留学制度を利用する
現地でアルバイトする
留学費用を安く抑える上で現地でアルバイトをすることが一番重要なポイントだと考えます。カナダでは留学生でも働くことができ、ビザごとに労働可能時間が決まっています。
ビザごとの労働可能時間
・eTA:就労不可
・学生ビザ:20時間/週
(2022/11/15~2023/12/31までカナダに滞在する方は条件付きで労働上限撤廃)
・ワーホリビザ:制限なし
バンクーバーの最低賃金(2022年10月時点)は、15.65カナダドル(約1560円)です。東京の最低賃金(2022年10月時点)が1,072円なので、1.5倍近くカナダの賃金の方が高いということになります。
カナダはチップを渡す文化もあるので、単純な時給以外の収入も発生する場合があります。また、アルバイトはお金を稼ぐだけでなく人脈形成や英語を学ぶという観点からもおすすめです。
シェアハウスに住む
シャアハウスに住むことで、ホームステイ費用の半額程度で住むことができます。住む場所や相部屋かどうかによっても変わりますが、滞在費を抑えたいのであればシェアハウスをおすすめします。
長期留学をされる方は、最初の数週間ホームステイをして、その後はシェアハウスに住むというパターンが人気となっています。ホームステイでネイティブの方と一緒に住むという経験もできて、滞在費を安く抑えることができるパターンです。
LCCを使う
航空券を購入する際に、LCCを利用することで費用削減が可能です。航空券をなるべく安く抑えたい方は、下記のポイントを意識して航空券を選びましょう。
航空券を安く購入するためのポイント
直行便ではなく経由便
大手キャリアではなくLCC
上記のポイントを意識することで、航空券の費用が半額程度に削減できることもあります。ただし、カナダまでは直行でも9時間と長時間フライトとなります。フライト疲れを気にする方は、よりリラックスできる大手キャリアを選択、またはLCCにオプションをつけて対応しましょう。
奨学金を申し込む
留学費用を安価に抑えるために、奨学金を申し込むことができます。奨学金には、各大学や自治体、民間企業などさまざまな団体が提供しています。奨学金の付与には条件がある場合も多いので、事前にチェックしておきましょう。
下記が主な奨学金を提供している団体となります。気になる団体がありましたら調査してみましょう。
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— けいた@留学相談受け付け中🇺🇸🇦🇺🇨🇦 (@SydneyNote) August 25, 2022
留学用の奨学金まとめ
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【学生】
(返済不要)
📍JASSO
📍キーエンス奨学金
📍松下幸之助
📍IMF
📍ユニクロ
📍重田教育
📍経団連
📍イノアック
(要返済)
📍JASSO
📍各国政府
【社会人】
(返済不要)
📍世界銀行
📍日米豪印PGM
📍プルブライト
📍ACSA
(要返済)
📍JASSO
📍各国政府
手数料無料の留学エージェントを申し込む
留学エージェントには、エージェント利用時にかかる手数料が無料の会社と有料の会社の2種類があります。手数料が無料のエージェントを利用することで留学費用を節約できます。手数料無料の会社でも基本的なサービスや現地でのサポートが受けられることが多いです。
私も手数料無料のエージェントを使用しましたが、問題なく留学できました。手数料の有無も含めたおすすめの留学エージェントは下記記事でまとめています。
ワーホリビザで留学する
ワーホリビザは6か月まで学校に通えて、労働可能時間上限のないビザです。ですので、学費をなるべく抑えて稼ぐことに集中できます。長期で学校に行きたい方は別ですが、学校に通うのは6か月以内で問題ないという方はワーホリビザを取得することをおすすめします。
また、カナダにはROワーキングホリデービザという再度ビザ取得することで、もう1年カナダに滞在できるという制度があります。ビザを取得できる人数が限られていますが、ROビザを取得することでより多くを稼ぐことができます。
交換留学制度を活用する(大学生に限る)
大学の交換留学制度を活用することで学費や滞在費を抑えることができます。交換留学は、現地の大学に学費を払う必要がなく滞在費なども負担してくれることが多いです。
私の大学にも交換留学制度がありましたが、交換留学はかなり費用を削減できる方法だと思います。また、大学では英語というよりは専門的な学問を学ぶことができるので、学びたい分野がある方には交換留学がおすすめです。
目的別の概算費用シミュレーション
留学の目的別に留学にかかる費用をシミュレーションしています。下記の5つのパターンの費用を算出していますので、参考までにご確認ください。
費用算出している5つのパターン
(1か月留学編)
①費用を抑えながら学びたい人
②費用より結果(語学力)を重視したい人
(1年留学編)
③費用を抑えながら英語を学びたい人(語学学校×アルバイト)
④費用より結果(語学力)を重視したい人(語学学校)
⑤大学でしっかり学びたい人(大学)
1か月留学編
①費用を抑えながら英語を学びたい人
1か月の留学費用総額:約47万円
47万円の内訳は、下記のとおりです。
費用項目 | 費用 | 備考 |
学費 | 140,000円 | Bays Water選択、4週間の場合 |
滞在費 | 80,000円 | 学生寮選択、4週間の場合 |
生活費 | 100,000円 | |
航空券 | 150,000円 | LCC使用、経由便の場合 |
ビザ費用 | 700円 | eTA取得した場合 |
エージェント費用 | 0円 | 手数料無料エージェントの場合 |
海外保険費用 | 0円 | クレジットカード付帯保険利用の場合 |
②費用より結果(語学力)を重視したい人
1か月の留学費用総額:約83万円
83万円の内訳は下記の通りです。
費用項目 | 費用 | 備考 |
学費 | 176,000円 | Kaplan選択、4週間の場合 |
滞在費 | 200,000円 | ホームステイ選択、4週間の場合 |
生活費 | 150,000円 | |
航空券 | 300,000円 | 大手キャリア使用、直行便の場合 |
ビザ費用 | 700円 | eTA取得した場合 |
エージェント費用 | 0円 | 手数料無料エージェントの場合 |
海外保険費用 | 0円 | クレジットカード付帯保険利用の場合 |
1年留学編
③費用を抑えながら英語を学びたい人(語学学校×アルバイト)
1年の留学費用総額:97万円(342万円—245万円)
245万円現地アルバイトで稼いだという前提の元、算出しております。97万円の詳細内訳は下記のとおりです。
費用項目 | 費用 | 備考 |
学費 | 840,000円 | BaysWater選択、24週間の場合 |
滞在費 | 1,250,000円 | ホームステイ4週、 シェアハウス44週間の場合 |
生活費 | 960,000円 | |
航空券 | 150,000円 | LCC使用、経由便の場合 |
ビザ費用 | 26,000円 | ワーホリ取得した場合 |
エージェント費用 | 0円 | 手数料無料エージェントの場合 |
海外保険費用 | 200,000円 | |
アルバイトで稼ぐ費用 | 2,448,000円 | 週20時間5か月+週40時間6か月 時給18ドルでで働いた場合 |
④費用より結果(語学力)を重視したい人(語学学校)
1年の留学費用総額:512万円(534万円-22万円)
22万円現地アルバイトで稼いだという前提の元、算出しております。512万円の詳細内訳は下記のとおりです。
費用項目 | 費用 | 備考 |
学費 | 2,112,000円 | Kaplan選択、48週間の場合 |
滞在費 | 1,500,000円 | ホームステイ24週、 シェアハウス24週間の場合 |
生活費 | 1,200,000円 | |
航空券 | 300,000円 | 大手キャリア使用、直行便の場合 |
ビザ費用 | 24,000円 | 学生ビザ取得した場合 |
エージェント費用 | 0円 | 手数料無料エージェントの場合 |
海外保険費用 | 200,000円 | |
アルバイトで稼ぐ費用 | 216,000円 | 週10時間3カ月を時給18ドル |
⑤大学でしっかり学びたい人(大学)
1年の留学費用総額:581万円(603万円—22万円)
22万円現地アルバイトで稼いだという前提の元、算出しております。581万円の詳細内訳は下記のとおりです。
費用項目 | 費用(円) | 備考 |
学費 | 2,112,000円 | ブリティッシュコロンビア大学 1年間の場合 |
滞在費 | 700,000円 | 学生寮48週の場合 |
生活費 | 960,000円 | |
航空券 | 150,000円 | LCC使用、経由便の場合 |
ビザ費用 | 24,000円 | 学生ビザ取得した場合 |
エージェント費用 | 0円 | 手数料無料エージェントの場合 |
海外保険費用 | 200,000円 | |
アルバイトで稼ぐ費用 | 216,000円 | 週10時間3カ月を時給18ドル |
まとめ:バンクーバー留学費用は目的によって大きく異なる!
本記事では、バンクーバー留学にかかる費用を解説してきました。バンクーバー留学の費用は選ぶ学校や留学の目的によって大きく異なります。
学校ごとの費用の高さは下記のような順番となっています。抑えられる費用は抑えて、自分の予算に合った学校を選びましょう。
語学学校<公立大学<私立大学
また、留学費用を抑えるコツは以下の7点です。
留学費用を抑えるコツ7点
・現地でアルバイトをする
・シェアハウスに住む
・LCCを使う
・奨学金を申し込む
・手数料無料の留学エージェントを利用する
・ワーホリビザで留学する
・交換留学制度を利用する
不明点などありましたら、こちらよりお問合せください。
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