カナダ留学におすすめの都市ってどこだろう?
自分に合ったカナダの都市ってどこだろう?
カナダに留学したいけど、カナダのどの都市に留学すればよいかわからない人も多いのではないのでしょうか。そこで、本記事ではカナダ留学におすすめの7都市を比較、紹介します。カナダの都市の中から私の妻がバンクーバーを選んだ理由も合わせて、解説していきます。
本記事では、下記がわかります。
・留学に人気のカナダの都市
・カナダ留学時の都市の選び方のポイント
・自分に合ったカナダの都市
日本人はカナダのどこに住んでる?
外務省によると、カナダには令和3年10月時点で70,892人の日本人が住んでいるという調査結果を出しています。上記の70,892人がカナダのどの都市に住んでいるか調べたかったのですがデータがありませんでした。
そこで、下記では日系カナダ人がカナダのどの都市に多く住んでいるかのデータを紹介します。下記データは2016年のデータで日系カナダ人がどの州に何人住んでいるかを示した表です。
日系カナダ人の数(人) | |
ブリティッシュコロンビア州 (バンクーバー、ビクトリア) |
51,150 |
オンタリオ州 (トロント、オタワ) |
41,620 |
アルバータ州 (カルガリー) |
16,595 |
ケベック州 (モントリオール) |
6,495 |
プリンスエドワード島 | 110 |
バンクーバーとトロントがある、ブリティッシュコロンビア州とオンタリオ州が圧倒的に多いですね。
留学で失敗しないカナダの都市の選び方5選
留学する際の都市選びで失敗しないためにも下記のポイントに注意して都市を選びましょう。
カナダ留学時の都市選びポイント
・学習環境/雰囲気
・住みやすいさ/便利さ
・自分の目標が叶えられる
・費用
・気候
学習環境/雰囲気
学習環境が整っているかを確認しましょう。その都市の学習環境が整っているかどうかは、学校の多さでわかることが多いです。人口に対して学校が多い都市では、競争力があるため質の高い教育を受けることができます。各都市にどれくらい学校があるかを調べてみましょう。
また、都市の雰囲気も大事です。下記のようにそれぞれの都市にそれぞれの雰囲気があります。
都市の雰囲気の例
・自然豊かで癒される雰囲気
・都会で洗練された雰囲気
・自由でマイペースな雰囲気
都市によって雰囲気は大きく変わりますので、自分が行きたいと思う雰囲気の都市を選択しましょう。
住みやすさ/便利さ
留学するいうことは、その都市に住むということです。短期留学であれば、車などを購入することは難しいので公共交通機関が発達している都市がおすすめです。
また、日本食スーパーやレストランがあるところがおすすめです。最近では多数の都市で日本食を食べることができますが、日系のスーパーや日用品のお店があるといつでも日本食を食べることができます。
その他には、海の近くや山の近く、都会の中など自分の生活スタイルに合った都市を選ぶとよいと思います。中には、都会と自然のどちらも感じられる都市もありますので、どの都市がよいかじっくり調べてみましょう。
自分の目標が叶えられる
留学の目的は英語以外にも興味のある分野について学びたい方もいると思います。例えば芸術を学びたい方はモントリオール、フランス語についても学びたかったらケベック州など語学以外の目標が達成できる都市を選びましょう。
カナダと言っても東西南北では大きく文化も違い、得意とする分野も異なります。自分が興味の分野に特徴を持った都市を選んで学びの多い留学にできるとよいと思います。
費用
自分の予算内に収まる費用で留学に行かなければなりません。地域でいうとバンクーバーやトロントなどの人気都市は物価が比較的高い都市になります。逆に、カルガリーなどは他の都市と比較すると物価はそれほど高くありません。
また、学校選びも私立大学か公立大学か語学学校かで大きく異なります。留学に使える予算を始めに決めてから留学する都市を決めることをおすすめします。
気候
カナダは、緯度が高いため寒い都市が多いです。寒さの度合いや湿度の高さなどカナダの各都市によって大きく異なります。例えば、カルガリーの冬はー20℃程になることもあるのに対し、バンクーバーの冬は5℃前後のことが多いです。
夏は30℃を超える都市はあまりないので、比較的どの地域でも過ごしやすいです。バンクーバーやビクトリアなどが日本の気温に近く過ごしやすく感じるかと思います。
また、トロントの夏は他の都市と比較すると湿度が高いという特徴もあります。日本の夏より気温は高くありませんが、蒸し暑い感じがするのはトロントです。
カナダのおすすめ11都市比較表
バンクーバー | トロント | モントリオール | オタワ | カルガリー | ビクトリア | プリンスエドワード島 | ケベックシティ | エドモントン | ミシサガ | ウィニペグ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
住みやすさ |
5位 | 8位 | ランク外 | ランク外 | 3位 | ランク外 | ランク外 | ランク外 | ランク外 | ランク外 | ランク外 |
州 | ブリティッシュコロンビア | オンタリオ | ケベック | オンタリオ | アルバータ | ブリティッシュコロンビア | プリンスエドワード | ケベック | アルバータ | オンタリオ | マニトバ |
大学 | 3校 | 4校 | 7校 | 3校 | 5校 | 2校 | 0校 | 3校 | 5校 | 0校 | 4校 |
語学学校 | 34校 | 49校 | 18校 | 12校 | 8校 | 6校 | 1校 | 4校 | 12校 | 2校 | 5校 |
最低気温 | 2℃ | -8℃ | 9℃ | -10℃ | -11℃ | -3℃ | -12℃ | -14℃ | -7℃ | -8℃ | -18℃ |
最高気温 | 22℃ | 25℃ | 26℃ | 33℃ | 23℃ | 19℃ | 22℃ | 26℃ | 23℃ | 26℃ | 26℃ |
降雨日/年 | 134.9日 | 86.5日 | 113.7日 | 107日 | 55.9日 | 119.3日 | 112.4日 | 116.8日 | 57.6日 | 85.8日 | 64.1日 |
日系人人口 |
37,630人 | 28,045人 | 5,320人 | 3,370人 | 7,705人 | 2,980人 | 110人 | 475人 | 3,635人 | 不明 | 2,290人 |
人口 | 600,000人 | 2,600,000人 | 1,600,000人 | 812,129人 | 1,019,942人 | 289,625人 | 25,496人 | 528,595人 | 712,391人 | 668,549人 | 632,063人 |
日本人比率 | 6.27% | 1.08% | 0.33% | 0.41% | 0.76% | 1.03% | 0.43% | 0.09% | 0.51% | 不明 | 0.36% |
特徴 (各2個) |
・日系店舗が多く日本人が住みやすい ・冬もそこまで寒くない |
・カナダ最大の都市 ・観光やスポーツが豊富 |
・フランス語話者も多い ・物価が安め |
・カナダの首都 ・フランス語話者も多い |
・冬は寒い日も多い ・ウィンタースポーツがさかん |
・気候が温暖 ・こじんまりとした都市 |
・赤毛のアンの舞台 ・気候が温暖 |
・フランス語話者が多い ・歴史的建造物多数 |
・教育に力を入れている ・冬は極寒 |
・トロントに近い ・自然が豊か |
・自然が豊か ・冬は極寒 |
出典:Weather Spark
出典:National Association of Japanese Canadians
出典:THE GLOBAL LIVEABILITY INDEX 2022
カナダ留学におすすめの都市7選厳選
下記でカナダ留学におすすめ都市7選についてそれぞれ紹介していきます。
カナダ留学におすすめの都市
・バンクーバー
・トロント
・モントリオール
・ビクトリア
・オタワ
・カルガリー
・プリンスエドワード島
バンクーバー
バンクーバーは、カナダ留学の中で一番おすすめの都市です。バンクーバーの人口は60万人程度で、その中でアジア系が40%程度を占めているアジア人に人気の都市です。街の中に日本食スーパーや日本食を食べられるレストランが点在しているので、日本人留学生にも人気の都市です。
また、緯度の高いカナダの中では比較的寒さが厳しくなく、夏は30℃を超えず過ごしやすい点も留学生に人気の理由です。スノーボードやハイキング、トレッキングなどアクティビティも豊富にありますので、学校以外の時間も有意義に過ごすことができます。
アメリカのシアトルまでは車で3時間で行けるので、土日でアメリカ旅行に行くということも可能です。
学校のアクティビティでシアトルまで買い物や旅行に行くというアクティビティもあります
トロント
トロントはカナダ最大の都市であり、北米全体でもニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次いで第4の大都市と言われています。街には高層ビルが立ち並んでおり、地下鉄やバスなどの交通機関も整備されています。
治安もよく、世界の住みやすい街ランキングでも上位にランクインすることが多い都市です。トロントでは、ナイアガラの滝やメジャーリーグの試合、アイスホッケーの試合など様々な観光名所があります。
アメリカからの距離も比較的近いので、土日でアメリカ旅行に行ける点も嬉しいポイントです。大都市ならではの仕事や学校を幅広い選択肢のなかから選択できます。
モントリオール
モントリオールは、ケベック州最大の都市でカナダ全体でもトロントに次いで第2の都市です。モントリオールは、フランス統治時代の建物や雰囲気が残っておりフランス語を話す方も多数みえます。
英語に加えてフランス語も学びたい人には最適な場所だと思います。語学学校では、英語とフランス語両方学べるコースを持つ学校もありますので、興味のある方は2言語同時に学んでみましょう。
また、アメリカの国境から程近い場所にあるので、アメリカへの旅行も行きやすいです。冬はマイナス20℃~マイナス30℃になることが多いので、冬に行かれる方は防寒対策が必須となります。他の都市と比較すると家賃が安い傾向にあるので、生活費をなるべく抑えたい人にもおすすめです。
ビクトリア
ビクトリアは、バンクーバーと同じブリティッシュコロンビア州に属しています。ビクトリアはそこまで大都市ではないものの、こじんまりしていて穏やかな雰囲気の都市となっています。
ビクトリアは、花が有名で別名「花の都」とも呼ばれており、植物園などでは色んな種類の花を観察することができます。大都市よりはこじんまりとした穏やかな都市で留学したいという人にはビクトリアはおすすめです。
バンクーバーやアメリカなども近いため、土日で大都市に旅行することは可能です。ビクトリアは、カナダの都市の中では比較的温暖な気候で雨があまり降らない点も嬉しいポイントです。
オタワ
オタワは、トロント、モントリオール、カルガリーに次ぐカナダ第4の都市でかつカナダの首都です。カナダの首都のため、国会議事堂や博物館、美術館があり、安価な料金で入場できます。
カナダ首都であるものの、大都市といった雰囲気はなく古風な建物が立ち並びゆったりと時間が流れています。日本人留学生の数は比較的少ないので、日本人が少ない環境で集中して英語を勉強をしたい方にはおすすめの都市です。
ケベック州と隣接しているため、フランス語を話す人が多いのもオタワの特徴です。夏はラフティングなどのマリンスポーツ、冬はウィンタースポーツを楽しむことができます。
カルガリー
カルガリーは、アルバータ州最大の都市でウィンタースポーツが盛んな都市です。リゾート地としても有名なため、観光客が多く治安がよいという特徴があります。
リゾートバイト感覚でワーキングホリデーもできるので、ワーキングホリデービザで渡航する方にはおすすめの都市です。また、カルガリーは税金や家賃が他の都市より安いためなるべく生活費を抑えて生活したい方にとっておすすめの都市となります。
ウィンタースポーツがさかんということもあり、冬にはマイナス10℃を下回ることもありますので防寒対策をしっかりとしましょう。
プリンスエドワード島
プリンスエドワード島は、カナダの東側の位置する島で赤毛のアンの舞台となった島です。島には色んな種類の花が咲いており、花に囲まれながら留学生活を送ることができます。
気候は温暖で、カナダ特有の厳しい冬の寒さはありません。他の都市と比較して学校の選択肢がすくないですが、こじんまりとした雰囲気を優先する方はプリンスエドワード島がおすすめです。物価や家賃は比較的高めですが、その分治安はかなり良い都市となります。
私の妻はバンクーバーこうして選びました!
私の妻はバンクーバー留学をしておりましたが、下記の理由でバンクーバーに留学することを決定しました。都市を決める際に3つの基準を持って決めていたので、その3つの基準と実際の候補に挙がっていた都市も一緒に紹介します。
STEP1:ある程度都会で生活したい
バンクーバー、トロント、モントリオール、オタワ、カルガリー、プリンスエドワード島、ビクトリア
STEP2:アメリカにすぐ行ける都市に住みたい
バンクーバー、トロント、モントリオール、オタワ、カルガリー
STEP3:住みやすい気候の都市で生活したい
バンクーバー、トロント、モントリオール、オタワ
最後の決め手は、寒いのが苦手だったこともあり、なるべく寒くない都市を選びたいということで“気候”を重視したということです。
まとめ:自分に合った都市を選んで有意義なカナダ留学に!
ここまで、アメリカ留学の都市について解説してきました。下記の5つのポイントに沿って自分に合った留学先を選びましょう。
カナダ留学時に都市を選ぶポイント
・学習環境/雰囲気
・住みやすさ/便利さ
・自分の目標を叶えられる
・費用
・気候
留学の都市選びは意外と重要なポイントです。実際に行ってみて都市の雰囲気や気候に馴染めずに帰国する方も何人かみえます。自分に合う都市がどこなのかをじっくり考えて選びましょう。不明点などありましたら、こちらからお問合せください。
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