セブへの留学費用ってどれくらい?
セブ留学は安いって聞くけど本当に安いの?
セブ留学に興味がある人は、セブ留学の費用がどれくらいかかるか疑問に思っている人も多いと思います。欧米の国に留学するよりは安いって聞くけど、実際にはどれくらいの費用が必要かわからないと思います。そこで、本記事ではセブ留学にかかる費用を期間別や項目別に分けて詳しく紹介していきます。本記事では、下記がわかります。
・セブ留学にかかる具体的な費用
・セブ留学にかかる費用の項目
・セブ留学の費用を節約する方法
セブ留学にはこれだけかかる!
1か月セブに留学する場合の費用の総額は、40~70万円程度です。学校の違いや航空費の違いなどで個人差はありますが、40~50万円程度で留学している人が多いです。対フィリピンペソも円安の影響を受けているため、日本円では数年前と比較して高くなっています。
意外と高いと思った方、安いと思った方いろいろいるかと思います。ただし、欧米圏と比較するとかなり安価に留学できます。例えば、オーストラリアでは1か月60~90万円程度、1年で400万円程度かかります。費用の面で留学を諦めようとしている人は、セブ留学を検討してみてはいかがでしょうか。
セブ留学に必要な費用6項目
セブ留学には、主に下記の6つの費用が必要となります。それぞれの項目について、具体的に紹介していきます。
セブ留学に必要な費用6選
・学費(滞在費含む)
・生活費
・航空費
・ビザ費用
・留学エージェント手数料
・海外保険費用
学費
まずは、学費です。学費が留学で最も高い出費の一つです。学校の種類によって費用が異なります。具体的には、下記のような学校の種類があるので、それぞれについて紹介していきます。
語学学校
語学学校は、平均で30万円/月程度の費用がかかります。語学学校にも種類があるため、あくまで平均となりますが約7万円/週で運営している語学学校が多いです。30万円の中には、授業料、入学金、滞在費が含まれています。
セブにある語学学校の学費目安
安い語学学校:20万円/月
高い語学学校:40万円/月
セブ留学の特徴として、学費の中に寮などの宿泊費が含まれている場合が多いという点です。通常、欧米圏への留学では学費とは別にホームステイやシェアハウスなどの滞在費を払う必要がありますが、セブ留学では学費の中に滞在費が含まれる場合が多いです。
大幅な円安となる前は、20万円程度で行ける語学学校もあったのですが、歴史的円安の影響を受けて、現在は約30万円/月となっています。ただし、滞在費と学費を併せて30万円でも他の国への留学を考えるとかなり安い水準となっています。
大学
次に、大学です。セブには、下記のような大学があります。
セブにある主な大学の学費
セブ大学:1,000USD/年
フィリピン大学セブ校:約30,600PHP/年
ラプラプセブ国際大学:98.1万円/18週
大学の平均費用としては、10万円~15万円/年です。ただし、ラプラプセブ国際大学の留学生専用プログラムに参加する際は、費用が22万円/月と高くなります。日本の公立大学の年間学費が55万円程度と考えると、10~15万円/年はかなり安いことがわかるかと思います。
フィリピンは、短期間の語学留学へ行く方が多いです。しかし、既にある程度英語が聞き取れるという方は、フィリピンへの大学留学もおすすめします。日本や欧米の国と比較して圧倒的安価に大学の授業を受けることができます。
生活費
セブ留学1か月にかかる生活費:4~15万円
生活費とは、現地での食費や友達と遊ぶ時にかかる費用、交通費などを指します。寮などで2食~3食がついている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。生活費は、平均的に4~15万円/月となります。生活費は、個人差が最も出る費用のため幅を取っています。ちなみに、各費用の相場は下記のとおりです。1ペソ=2.7円で計算しています。
セブの外食費などの目安
水500ml:20ペソ(54円)
スタバコーヒー:110ペソ(297円)
マックセット:160ペソ(432円)
外食が多いと生活費は膨れていきます。また、マリンアクティビティで近くの島へ行ったりすると1万円程度かかる場合もあります。逆に、日本より物価が安いので節約しようと思えば、1か月5万円程度で暮らすこともできます。
留学する目的はそれぞれによって異なると思います。アクティビティもある程度楽しみながら留学したい人、英語の勉強に集中したい人、それぞれいると思いますので、自分の目的に合った留学生活を送りましょう。アクティビティなどで遊んだとしても、日本よりは安価で、一生の思い出に残る経験ができるかもしれません。
航空費
次に、航空費です。往復の航空費は、下記のようになります。
日本ーセブの往復航空費用の目安
LCC経由便:8万~15万
大手直行便:15万~30万
航空券は、下記のような項目で費用が決まってきます。
航空券の費用を決める要素
・LCCか大手キャリアか?
・直行便か経由便か?
・出発地はどこか?
・ピークシーズンか?
現在、成田空港と関西国際空港からセブ島への直行便が就航しています。直行便は、費用が高くなる場合もありますが乗り継ぎの時間がかかったり、面倒くさいのが嫌な方は直行便を選択しましょう。また、日本の主要空港(成田、羽田、関空、中部、福岡)であれば費用は大きく変わりませんが、地方の空港から出発する場合は費用が高くなってしまうこともあるので注意しましょう。
また、日本とセブを結ぶ航空会社には、LCCのセブパシフィック航空やLCCではないフィリピン航空などがあります。ピークシーズン以外でセブパシフィックを使うと片道4万円程度で行ける場合があります。シーズンに注意して、なるべく早めに航空券予約を取ることで、安価に航空券をゲットできます。
ビザ費用
次にビザ費用です。フィリピンのビザを取得する際に、必要となる費用は下記のとおりです。1つずつ紹介していきます。
フィリピンのビザ関係費用
・観光ビザ延長費用
・学生ビザ(9F)費用
・SSP費用
・ACR I-Card費用
・ECC費用
フィリピンでは、30日以内で語学学校へ留学する場合にはビザの費用は必要ありません。ただし、30日を超えて語学学校に通う場合は、観光ビザを延長する必要があります。観光ビザの延長費用は下記のとおりです。
滞在日数 | 観光ビザ費用 |
0~29日 | 0ペソ |
30~59日 | 3,030ペソ |
60~89日 | 7,300ペソ |
90~119日 | 9,600ペソ |
120~149日 | 11,900ペソ |
150~179日 | 14,200ペソ |
大学などへ留学する際は、学生ビザ9Fが必要となります。学生ビザ9Fの費用は、12,957ペソ(約34,984円)となります。また、30日以上語学学校へ通う場合は、SSP(Special Study Permit)を取得する必要があります。
SSPの費用は、6,500ペソ(約17,550円)となります。SSPの取得は、日本ではなくフィリピンで実施することになります。語学学校や留学エージェントが代行してくれることが多いので、忘れずに実施しておきましょう。
ACR I-Card費用とは、60日以上フィリピンへ滞在する際に必要となる「外国人登録証」のようなカードです。ACR I-Cardの発行には、3,000ペソ(約8,100円)が必要となります。ACR I-Cardも語学学校などが代行してくれるので、60日以上フィリピンに滞在する場合は依頼しましょう。
ECCとは、Emigration Clearance Certificateの略で、6か月以上フィリピンに滞在した外国人が出国しても問題ないことを証明する書類です。出国の際に必要な書類となりますので、6か月以上フィリピンに滞在する方は、出国前に移民局で申請をしておきましょう。ECCの申請費用は、1,210ペソ(約3,267円)です。
留学エージェント手数料
留学エージェント手数料:0円~数万円
次に、留学エージェントへ支払う手数料です。留学エージェントには、手数料が有料のエージェントと無料のエージェントの2種類存在しています。おすすめは手数料無料の留学エージェントですが、より手厚いサポートを希望している方は、有料エージェントにお願いすることも検討しましょう。
エージェント手数料は、数万円程度かかる場合が多いです。留学期間や留学エージェントによっても異なるので、どの程度手数料がかかるか確認しておきましょう。
海外保険費用
1か月の海外保険費用:0~2万円
海外留学に行く際は、海外旅行保険に加入していくことをおすすめします。万が一留学中にケガや病気になった場合に海外旅行保険が必要となります。1か月にかかる費用は、0~2万円としています。
短期間の留学であれば、クレジットカード付帯の保険で渡航される方もいます。クレジットカードの付帯保険の期間は基本的に90日ですので、90日以内であればクレジットカード付帯保険の利用も検討しましょう。ただし、クレジットカードの付帯保険の補償額では足りない場合もあります。どの程度の補償内容か事前に確認しておきましょう。
クレジットカード付帯保険以外にも、民間の保険会社で加入することもできます。2万円/月以内のプランを提供している保険会社が多いです。また、現地の保険会社のプランは、1万円/月以下の場合が多いため、英語での契約ができる方は現地の保険も検討してみましょう。
期間別セブ留学費用
セブ留学にどの程度の費用がかかるかを期間別に紹介します。具体的には、下記の期間別に紹介します。
セブ留学の期間別留学費用
・1か月留学(語学学校)
・6か月留学(語学学校)
・1年留学(大学)
セブ1か月留学(語学学校)に必要な費用
セブ1か月留学するのに必要な費用:41~72万円
セブの語学学校に1か月通った場合にかかる費用について解説していきます。語学学校は、セブで人気のEV Academyに通った場合の費用を紹介しています。また、生活費用や航空費、留学エージェント、保険費用については、時期や会社によって異なるので、最低料金から最高料金まで幅を持たせて記載しています。EV Academyの中では比較的安価なESL Classicコースの学費を記載しています。
※1ドル=155円で計算
費用項目 | 費用/月 | 備考 |
学費 | 29.7~36.6万円 | EV AcademyのESL Classicコースに通った場合、入学金や宿泊費含む、4人部屋の場合:29.7万円、1人部屋の場合:36.6万円 |
生活費 | 3~10万円 | |
航空費 | 8~25万円 | |
ビザ費 | 0円 | |
留学エージェント費用 | 0円~2万円 | |
海外保険費用 | 0円~2万円 |
セブ6か月留学(語学学校)に必要な費用
セブ6か月留学するのに必要な費用:201~333万円
セブに6カ月留学する際にかかる費用について詳しく解説していきます。2か国留学をする場合など、まずはフィリピンで半年程度留学して欧米の国へ留学する方も多いと思います。その場合、下記のような費用となります。1カ月の留学費用と比較すると、最低費用と最高費用の差が大きくなっています。自分の費用や留学目的に合わせて参考にしてみてください。
※1ドル=155円、1ペソ=2.7円で計算
費用項目 | 費用/月 | 備考 |
学費 | 166.5~208.3万円 | EV AcademyのESL Classicコースに通った場合、入学金や宿泊費含む、4人部屋の場合:166.5万円、1人部屋の場合:208.3万円 |
生活費 | 18~60万円 | |
航空費 | 8~25万円 | |
ビザ費 | 7.5万円 | |
留学エージェント費用 | 0円~20万円 | |
海外保険費用 | 0円~12万円 |
セブ1年留学(大学)に必要な費用
セブ1年留学するのに必要な費用:96~265万円
セブに1年留学する場合の費用について解説していきます。学費は、セブ大学に1年間留学した場合の費用を掲載しています。大学の費用は、語学学校と比較しても安価なため、年間通して必要な費用も語学学校6か月より半分以上安い費用となっています。
また、大学では寮などがついていない場合もあるので、その場合は別途宿泊先を検討する必要があります。宿泊先には、アパートや戸建て、コンドミニアム、ホテルなどがあります。コンドミニアムが比較的安く綺麗なため、日本人留学生には人気があります。
※1ドル=155円、1ペソ=2.7円で計算
費用項目 | 費用/月 | 備考 |
学費 | 16万円程度 | セブ大学の学部へ留学した場合、入学金や宿泊費含む、滞在費含まない |
滞在費 | 30~50万円 | |
生活費 | 36~120万円 | |
航空費 | 8~25万円 | |
ビザ費 | 6万円程度 | |
留学エージェント費用 | 0円~30万円 | |
海外保険費用 | 0円~24万円 |
セブ留学費用を節約する方法5選
セブ留学は、他の国への留学と比較すると安いです。しかし、さらに留学費用を抑えることも可能です。そこで、セブ留学費用を節約する方法5つを紹介します。
セブ留学費用を節約する方法5選
・手数料無料の留学エージェントを利用
・LCCを利用
・食事付/大部屋の寮がある学校を選択
・最適な海外保険に入る
・奨学金制度を利用
手数料無料の留学エージェントを利用
まずは、手数料無料の留学エージェントを利用しましょう。留学エージェントには、手数料無料のエージェントと有料のエージェントがあります。無料エージェントと有料エージェントのサポートは、最近では大きな違いがなくなってきています。無料エージェントでも留学前のプラン立案、事前英語学習、現地サポートに対応しているエージェントも多いです。
無料と有料のエージェントのサポートに大きな違いがないことは分かった
でもなんで無料と有料のエージェントに分かれるの?
有料と無料のエージェントは、手数料をどこから得るかが異なっています。有料の留学エージェントは、留学する人(=わたしたち留学予定者)から手数料を取っています。逆に、無料エージェントは留学生が通う語学学校と契約する際に手数料を得ています。そのため、われわれ留学生は手数料を支払う必要がなくなります。
まずは、無料相談に行ってみることをおすすめします。無料エージェントに相談に行ってみて、対応が悪かったり、自分に合っていないと感じた場合は有料エージェントに行ってみましょう。留学エージェントは、人によって合う合わないがあるので、まずは無料相談に行って、どこが自分に合っているのかを確認してみましょう。おすすめの留学エージェントは下記の記事で解説しています。
LCCを利用
LCC(Low Cost Carrier)で航空券を購入するのも留学費用を節約する方法です。LCCとは、格安航空会社のことを指します。機内サービスや手荷物預かりサービス等のサービスを有料化したりコストを徹底的に軽減することで安価な航空券を販売しています。
日本-セブは、飛行機で5時間程度かかります。5時間のフライトであれば、個人的には機内サービスのないLCCでも問題なく感じます。しかし、機内食や映画視聴を含む機内サービスの必要不要は個人差があると思います。費用とサービスの差を比較して、どちらが自分に合っているか検討しましょう。
また、LCCの航空券を購入して、機内食のみオプション料金を支払ってつけることも可能です。日本-セブでは、セブパシフィック航空とフィリピン航空が直行便で飛んでいます。セブパシフィック航空は、LCCでフィリピン航空はLCCではありません。直行便でセブまで行く際は、どちらか選択しましょう。
また、経由便で日本からセブまで行くという方法もあります。経由便の方が安い場合もあります。経由便は、乗り継ぎに時間がかかる場合もありますが、時間より費用を取りたい方は、経由便を選択するのもおすすめです。
食事付/大部屋の寮がある学校を選択
次に、学校選択に関する節約方法です。語学学校に行く場合、学費に寮の費用が入っている場合が多いです。寮の費用は、何人部屋に住むかによって変動します。4人以上などの複数人数で住む場合、費用は安くなります。しかし、1人部屋を選択すると高くなります。
例えば、EV AcademyのESL Classicコースに4週間通った場合、1人部屋の場合:29.7万円で4人部屋の場合:36.6万円かかります。他の人と部屋を共用しても問題ないという人は、複数人で住むことで留学費用を安価に抑えられます。
また、食事がついている寮を選択することも留学費用を節約する方法の一つです。食費は毎日発生する費用のため、意識的に抑えないと意外とかかってしまうことがあります。また、毎日の料理を自分で考えて作る必要がないので、時間の節約にもつながります。食費が含まれているかは事前に留学エージェントに確認しておきましょう。
最適な海外保険に入る
次に、海外保険のプランを検討することです。海外保険は、留学エージェントの方に勧められた保険に入ることが多いかと思います。留学エージェントから勧められる保険に入れば、補償内容などは十分なことが多いです。しかし、費用面では最適なプランではないかもしれません。どの海外保険が自分に最適か考えてみましょう。海外保険は、下記のような種類があります。
留学用海外保険の種類3選
・日本の保険会社の保険
・現地の保険会社の保険
・クレジットカードの保険
留学エージェントで勧められるのは、日本の保険会社の保険の場合が多いです。日本の保険会社の保険は日本語のサービスを受けられる代わりに、費用が割高なケースが多いという特徴があります。現地の保険会社の保険プランは、条件を満たせば加入可能ですが、日本語のサービスを受けられないため、少しハードルが高いという特徴があります。
おそらく、費用面で多くの人にとって最適なのは、クレジットカードの保険と日本の保険会社の保険を組み合わせるという方法です。クレジットカードの保険では、補償内容が少ない場合にその分を補うために、日本の保険会社の保険プランを利用しましょう。
補うプランのみ加入すればよいので、保険費用を安価に抑えることができます。ただし、クレジットカードの付帯保険は90日以内で適用される場合が多いです。長期で留学する方は、必ず保険会社の保険に加入していきましょう。
奨学金制度を利用
最後に、奨学金制度を利用するという方法です。セブへ留学する場合、利用可能な奨学金制度は下記のようなものがあります。
利用可能な奨学金
・トビタテ!留学JAPAN
・日本学生支援機構
・民間企業の奨学金
・地方自治体の奨学金 など
文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年に留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。
トビタテ!留学JAPAN
トビタテ!留学JAPAN以外にも日本学生支援機構や民間企業、地方自治体が奨学金制度を提供しています。各奨学金には条件がありますので、条件を確認して自分が制度利用可能なのかを調べておきましょう。
まとめ:セブ留学は安い!計画をしっかり立てて有意義な留学を!
ここまでセブ留学にかかる費用について、解説してきました。円安の影響で留学費用が高くなっていますが、依然として他の欧米圏より安価に留学することが可能で、1か月40~70万円程度で留学可能です。
また、セブ留学に必要な費用の項目は以下の通りです。
セブ留学に必要な費用6選
・学費(滞在費含む)
・生活費
・航空費
・ビザ費用
・留学エージェント手数料
・海外保険費用
期間別のセブ留学費用は下記のとおりです。
期間別セブ留学にかかる費用
1か月留学費用の目安(語学学校):41~72万円
6か月留学費用の目安(語学学校):201~333万円
1年留学費用の目安(大学):96~265万円
セブ留学費用を節約する方法は下記のとおりです。
セブ留学費用を節約する方法5選
・手数料無料の留学エージェントを利用
・LCCを利用
・食事付/大部屋の寮がある学校を選択
・最適な海外保険に入る
・奨学金制度を利用
不明点などありましたら、こちらからお問合せください。
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