シドニー留学者にとって、シドニーの交通事情について下記のような疑問があるかと思います。
シドニーの公共交通機関って何があるの?
どうやって乗ったらいいの?
シドニーの中心部は歩いて移動できる範囲が多いです。しかし、近くの町まで出かけるときやホームステイの家が中心部から離れているときは交通機関を利用すると思います。
シドニーの公共交通機関について、事前に知っておくと現地で困らずに済むかと思います。本記事では、シドニーの交通機関の乗り方やポイント、料金などを紹介していきます。
シドニーの交通機関について結論から言うと、opalカードを発行してお得に便利に交通機関を利用しましょう。本記事では、下記がわかります。
・シドニーの交通機関事情
・各交通機関の乗り方、料金体系
・opalカードについて
シドニーの交通事情
シドニーにはどんな公共交通機関がある?
シドニーには、下記の4種類の公共交通機関があります。
シドニーの公共交通機関
・電車
・バス
・ライトレール
・フェリー
シドニー近郊に住むのであれば、車がなくても生活ができます。電車やバスが発達しているため、公共交通機関をうまく活用しましょう。
シドニーに住むなら必須のカード
opalカードは必須
シドニーに住むならopalカードが必須です。上記で紹介した交通機関のすべてで使用可能なチャージ式のカードです。イメージとしては、日本のSuicaやicoca、manacaのような交通系ICカードになります。
opalカードには、4種類ありますが語学学校の通う方やワーホリで行かれる方は、黒色のopalカードの購入をしましょう。下記のようにお得な制度もありますので、シドニーに行ったらすぐに発行しましょう。
opalカードはお得がいっぱい
opalカードを使用すると、お得なことがいっぱいありますので紹介します。
①週9回以上の利用で半額に
1週間で9回以上公共交通機関に乗る場合、9回目以降の料金は半額になります。
週の始まりは月曜日で、月~水で9回使用すれば木~日で使用する際は運賃が半額になります。
②運賃の支払上限が決まっている
運賃の支払い上限は曜日によって下記のように決まっています。
曜日ごとの支払い上限
・月~土曜日:$16.10
・日曜:$2.8
上限額を超えた額は無料なので、日曜日はどれだけ乗っても$2.8です。また、週の上限額は$50となっています。
ただし、シドニー空港駅への電車は上記の上限が適用外となっています。空港利用費($14.87)を支払う必要があり、空港利用費の上限は$30.16です。
③時間帯によっては、割引が適用
通勤時間で使われる下記時間以外の時間はオフピーク時間となり、通常料金から30%割引運賃で乗車できます。
ピーク時間
・7時~9時
・16時~18時半
④1時間以内の乗り換えで追加料金なし
1時間以内に乗り換える場合、途中で下車したとみなされず、追加運賃が発生しません。どこかへ行くときは、1時間以内に乗り換えると便利です。
⑤複数の交通機関を利用する場合は2ドル返金
上記で紹介した4種類の交通機関を2種類以上使用して通勤する場合、2ドルが返金されます。例えば、バスと電車を乗り継いで通勤する際、合計10ドル払う必要があるところを2ドルが返金されるので実質運賃は、8ドルになります。
⑥残高確認、乗換案内がアプリで可能
opalカードアプリで、残高の確認や乗り換え案内を調べることができます。出発地、到着地、時間を入れると最適ルートを教えてくれるので便利です。
シドニーで生活する際は、アプリもうまく活用しましょう。アプリの説明、ダウンロードはこちら。
opalカードの発行方法
下記のような販売店で購入が可能です。
opalカードが入手できる場所
・キオスク
・ニューススタンド(新聞や軽食を売っているスタンド)
・opalカードのWEBサイト
キオスクや街のニューススタンドはいたるところにあるので手軽に購入がきます。上記でも紹介しましたが、語学学校へ行かれる方、ワーホリで行かれる方は黒色のopalカードを購入しましょう。
Top up(金額チャージ)は、下記の方法で実施しましょう。
Top up(金額チャージ)の方法
・各販売店や駅の自動機
・WebサイトからTop up
・クレジットカード登録で自動Top up
毎日利用する方は、クレジットカードを登録して残高が一定金額以下になると自動Top upしてくれる制度を利用することをおすすめします。こちらのWebサイトから実施可能です。
残高不足で乗車すると、違反になりますので自動チャージがおすすめです。
シドニーの電車について
シドニーの電車は、充実しています。シドニーの中心地は、歩きで移動できる範囲が多いですが近郊の街へ行くときは電車が便利です。
シドニーの電車の乗り方
opalカードを使って乗る方法が一番簡単です。電車に乗る際は、駅の改札口でopalカードのタッチ装置にカードをタッチ(tap on)しましょう。
電車を降りる際も、改札にある装置にタッチ(tap off)して完了です。駅によっては、改札がなく柱などに備え付けてある機械でTap onとTap offをする必要があります。
Tap onとTap offを忘れてしまうと、違法で罰金となる場合もありすので、Tap onとTap offは乗降時に忘れないように実施しましょう。
シドニーの電車料金
下記がシドニーの電車料金になります。料金の感覚としては、日本の鉄道と大きく違いはありません。
シドニーの電車の路線図
路線図は、こちらをご確認ください。9ラインあり、充実しているのが特徴です。
シドニーの電車のポイント
シドニーの電車は2階建て
シドニーの電車は2階建てになっています。日本では珍しいので、2階に乗って景色を楽しむこともおすすめです。
電車に乗ってすぐに2階へ上る階段がありますので、2階へ行ってみましょう。ただし、降りる際に2階からだと出口まで時間がかかるので、降車駅に近づいたら降りる準備をしておきましょう。
意外と時間通りに運行している
日本ほど時間ピッタリに運行はしていませんが、基本的には時間通りに運行しています。海外というと電車が遅れることが多いですが、シドニーはほぼ時間通りなので予定が立てやすいです。
予定は立てやすいですが、私の経験上集合時間通りに来る人はほとんどいませんでした。笑
乗車時に一定の残高が必要
乗車時に約3ドル以上の残高がないと乗車できません。残高がない状態で乗車すると違反になりますのでご注意ください。
アプリで残高を確認することができるので、心配な場合はアプリで確認してから電車に乗るようにしましょう。3ドル以下の場合は、その場でTop upしてから乗車しましょう。
シドニーのバスについて
シドニーはバスも路線が多数あり、シドニー内や近郊の街までバスが出ています。電車とバスを有効活用して、シドニーでの生活を楽にしましょう。
シドニーのバスの乗り方
基本的には、電車と同様の乗り方をします。ただし、Tap onとoffをする装置がバスの入り口に設置されていることが多いです。
乗車したときと降車するときにopalカードを忘れずにタッチ装置にかざしましょう。かざすのを忘れると、その区間の最大料金をひかれてしまいますので注意が必要です。
シドニーのバスの料金
シドニーのバス料金は、下記の通りとなっております。シドニーの交通機関は、距離ごとに料金が明確になっているので、わかりやすいです。
シドニーのバスの路線図
路線図は、こちらをご確認ください。バスの路線も豊富にありますので、住む予定の場所や住みたい場所にバス停があるか確認しましょう。
シドニーのバスのポイント
バスの中にタッチ装置
バス停ではなく、バスの中にタッチ装置があることが多いです。忘れずにタッチしましょう。
タッチ装置は、バスの乗降口と真ん中に設置してあることが多いです。上記の画像のようにopalカードと同じ絵が描かれたタッチ装置が設置されています。どのタッチ装置でかざしても問題ありません。
シドニーのライトレールについて
ライトレールとは、路面電車のような交通機関です。路線としてはあまり多くはありませんが、シドニー市内を走っています。
日本では路面電車は珍しいので、一度シドニーで乗ってみてはいかがでしょうか。
シドニーのライトレールの乗り方
電車と同様に乗降駅でタッチ装置にtap on, tap offをしましょう。ライトレールには改札がありませんので上の画像のように柱に取り付けられたタッチ装置にTap on, Tap offする必要があります。
ライトレールもタッチを忘れると違反になりますので注意が必要です。また、ライトレールの車内にはタッチ装置がありませんので駅でタッチをしましょう。
シドニーのライトレールの料金
シドニーのライトレールの料金表はこちらをご確認ください。
シドニーのライトレールの路線図
路線図は、こちらをご確認ください。シドニーのライトレールは3ラインで、ニューカッスルに1ライン路線があります。
シドニーのライトレールのポイント
乗車時に一定の残高が必要
乗車時に約3ドル以上の残高がないと乗車できません。残高がない状態で乗車すると違反になりますのでご注意ください。
電車と同様に、乗車前にアプリで残高を確認してから乗車するようにしましょう。残高が不足している場合はTop upしてから乗車しましょう。
路線の種類が少ない
ライトレールは、路線の種類が3ラインと少ないため通勤/通学ではあまり使えないかもしれません。歩き疲れたときや、観光目的で使うがおすすめです。
シドニーのフェリーについて
シドニーは、港湾都市であるためフェリーが大活躍します。マンリービーチやタロンガ動物園など主要な観光スポットへもフェリーで行くのがおすすめです。
シドニーの中心部から徒歩圏内にCircular Queyという港があります。Circular Queyターミナルから色んな場所にフェリーが出ています。
個人的にはフェリーから見るシドニーの景色が綺麗で大好きです。
シドニーのフェリーの乗り方
電車と同じで、フェリーターミナルの改札口でopalカードをかざしてフェリーに乗降車します。料金体系が電車やバスと違いますのでご注意ください。
シドニーのフェリーの料金
シドニーフェリーの料金表はこちらのとおりです。
シドニーのフェリーの路線図
シドニーのフェリーの路線図は、こちらをご確認ください。約10路線あり、観光地やビーチを含めてさまざまな場所に行くことができます。
シドニーのフェリーのポイント
フェリーで移動している最中も楽しい
日本ではあまり乗ることのないフェリーですが、シドニーでは利用する機会が増えます。フェリーから見るシドニーの景色はとても綺麗です。
また、フェリーの甲板に出ることも可能ですので天気のいい日には風を感じることもできます。
フェリーが好きだったのでフェリーで行けるところはフェリーを利用していました。
主要観光スポットまでらくらく移動
タロンガ動物園やマンリービーチなど、シドニーの人気観光スポットまで短時間で移動することができます。観光スポットまでの船旅も楽しめるポイントの一つですので、フェリーからの景色を楽しみながら向かうこともできます。
シドニーのCircular Queyからタロンガ動物園までは15分程度、マンリービーチまで22分程度で移動可能です。フェリーに乗っている時間はそこまで長くありません。
シドニーの交通機関に関するアプリ
シドニーで公共交通機関を利用するうえで、ダウンロードしておくと便利なアプリが2つありますので、それぞれ紹介していきます。
シドニーでダウンロードしておくと便利な交通アプリ
・Opal Travel
・Trip View Lite
Opal Travel
Opal Travelは、上記で紹介したOpalカードのアプリです。Opalカードと紐づけることができるので、Opalカードにチャージが必要な時やどれくらいの残高があるかを確認したいときにOpal Travelがあると便利です。
アプリがないと駅などの機械で残高チャージをする必要がありますが、Opal Travelがあることで家にいるときやこれからOpalカードを使いたいというときにとても便利です。ただし、アプリでチャージする際の注意点は、チャージ額が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
チャージ額が反映されるまでに数分~数十分かかる場合があるので、Opalカードを利用する直前でのチャージは注意が必要です。
Trip View Lite
Trip View Liteは、日本でいうところの乗り換え案内アプリのようなものです。電車やバスの時刻やホームを調べたいときに利用します。電車やバスだけでなく、フェリーの時刻表も検索可能なので、Trip View Liteがあるだけで、シドニーの公共交通機関を網羅できます。
シドニーには、東京などと比較するとそこまで公共交通機関は複雑ではありませんが、Trip View Liteがあることで、予定を立てやすかったり、検索しやすかったりするので是非ダウンロードしておきましょう。
まとめ:シドニーでの生活にはopalカードが必須!
本記事では、シドニーの交通機関について紹介しました。シドニーに到着したらopalカードを購入して、お得に交通機関を利用しましょう。シドニーの公共交通機関は下記の4種類あります。
シドニーの公共交通機関
・電車
・バス
・路面電車
・フェリー
不明点などありましたらこちらからお問合せください。
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