下記のような悩みはないでしょうか?
アメリカ留学中に働けるの?
どんな場所で働けるの?稼げるの?
アメリカ留学中に働くことが難しいと思っていませんか?アメリカは、ワーホリビザがなく学生ビザでも働くことができないという情報をWEBやSNSでよく見かけます。
でも実は、アメリカ留学中に働くことができます。学生ビザでアメリカ留学していても働ける方法があります。そこで本記事ではアメリカのバイト事情について詳しく解説します。
本記事では、下記のことがわかります。
・アメリカの仕事事情
・仕事の応募方法
・アメリカで仕事を得るコツ
アメリカの仕事事情
学生ビザ(F-1ビザ)で条件付きで就労が可能
アメリカに留学する際に一般的なビザは2種類となります。2種類それぞれで就労可否、就労可能時間が違います。
ビザの種類 | 就労可否 | 就労可能時間 |
ESTA | 就労不可 | ー |
学生ビザ | 条件付きで就労可能 | 1週間で20時間まで 休暇時は、フルタイムで就労可能 |
学生ビザで留学する方は、条件付きで就労可能となります。学生ビザの方は、下記の2種類の方法で働くことができます。
・On-Campus Employment
・Unforeseen Economic Necessity
On-Campus Employment
通っている大学のキャンパス内であれば働けるという制度です。就労可能時間は下記のとおりです。
大学の学期内 | 大学の学期外 |
週20時間まで | フルタイム ※次の学期に出席する前提 |
大学の学期内は、週20時間まで就労が認められています。逆に大学の休暇中はフルタイムでの就労が認められます。ただし、休暇後の次の学期も大学の授業に参加する方に限ってフルタイムでの就労が可能となります。
On-Campus Employmentの制度を利用して働く条件は下記のとおりです。
On-Campus Employmentを利用して働く条件
・学期の授業に参加していることを前提とする
・大学が指定しているバイト先での就労に限る
・有効なF-1ビザを保持している
まとめると、On-Campus Employmentは一定の条件を満たした学生が大学のキャンパス内で働くことができる制度です。
Unforeseen Economic Necessity
Unforeseen Economic Necessityは、自分自身の及ばない範囲で資金繰りが難しくなった場合にキャンパス外でも働くことができる制度です。アメリカ渡航時には留学に十分な資金があったが、両親の経済状況が大きく変化したり医療費が高くなったりした場合に適用されます。
東日本大震災の時には、Unforseen Economic Necessityが発行されました。Unforeseen Economic Necessityの適用条件は下記のとおりです。
Unforeseen Economic Necessityの適用条件
・どのような経済的変化が起こっているか/自分起因の事象ではないかを移民局に説明
・他に働く方法がないことの証明
簡単に言うと経済的に就学が難しくなった学生の救済措置制度ですね!
その他アメリカで働く方法
On-Campus EmploymentとUnforeseen Economic Necessity以外に働く方法は、CPT制度/OPT制度を利用したりJ-1ビザを取得してインターンシップという形で働くこともできます。CPT制度/OPT制度は下記のような制度となります。
CPT制度とOPT制度について
CPT(Curricular Practical Training):専攻しているプログラムの一部で企業実地研修を指す
OPT(Optional Practical Training):学んでいる分野と関連する職種での企業研修を指す
CPT制度とOPT制度の大きな違いは、CPTは学校で学んでいるプログラムの一環で働くのに対し、OPTはプログラムの一環ではないという点です。どちらも自分でインターン先を見つける必要がありますが、OPTを申請する際には移民局と学校に申請をする必要があります。
就労時間については、CPT/OPTともに学校の学期中は週20時間までで学期外は、フルタイムで働くことができます。また、CPT制度を利用して1年以上就労してしまうと、OPT制度を利用できなくなってしまうので、注意しましょう。OPTには下記のように2種類あります。
OPTの種類
Pre-completion OPT:プログラム修了前から始めることができる(最長期間1年)
Post-completion OPT:プログラム修了後に始めることができる(最長期間の指定なし)
CPT/OPT以外でアメリカで働く方法にインターンシップがあります。インターンシップについては、下記の記事で解説しています。
給料の支払いについて
アメリカで学生ビザで働く場合の給料支払い頻度は1か月単位のことが多いです。支払方法はまだ現金で渡している学校も多く、教授や学校のスタッフから現金を手渡しで渡されることがあります。
Unforeseen Economic Necessityでキャンパス外就労する場合は、2週間単位または1か月単位での支払いになることが多いです。給料については、そこまで高くありません。イメージとしては日本の飲食店アルバイトと似たような時給です。
週20時間までで、時給は10ドル前後のためあまり大金を稼ぐことはできません。学生ビザで留学する人の一番の目的は、学業ですので学業に支障が出ない程度にアルバイトをしましょう。
有給インターンシップもアルバイトより給料が高いことが多いです。アメリカで稼ぎたい方は、インターンシップもおすすめです。
アメリカの学生ビザで働ける職種
アメリカの学生ビザで働ける職業は下記のような種類があります。
アメリカの学生ビザで働ける職業
・チューター
・教授のアシスタント
・キャンパス内の食堂のスタッフ
・キャンパス内のコンビニのスタッフ
・キャンパス内のカフェのスタッフ
・清掃員
・学生寮のスタッフ など
どんな仕事があるかは、大学のHPなどに記載されていますので確認してみましょう。
アメリカでCampus-Jobの見つけ方/応募方法
アメリカでCampus Jobを見つける方法は下記のとおりです。
Campus Jobの見つけ方
①大学のWEBサイトで求人情報を見つける
②WEBサイトから採用面接の申し込みをする
③大学から面接日程のメールが届く
④面接を受ける
⑤合否判定を受ける
基本的には、上記の流れで採用になるケースが多いようです。面接で聞かれることとしては、志望理由や授業の頻度など基本的な質問ばかりです。
志望理由など一般的な回答だけ準備して面接に臨みましょう。
また、上記のパターン以外にも推薦で採用されるケースがあります。特に教授のアシスタントやチューターは、教授から推薦を受けて採用になる場合があります。
アメリカで仕事を得るためのコツ3選
アメリカで仕事を得るためのコツを3選を紹介します。
常に大学のWEBサイトをチェックしておく
大学WEBサイトの求人欄は、日々更新されていきます。自分に合った職種がいつアップされるかわかりませんので常にチェックしましょう。
特に人気の職種はすぐに枠が埋まってしまう可能性があります。気になる職種があったら、他の人が応募する前にすぐ応募しましょう。
習慣として毎日チェックしておくことをおすすめします。
英語力をつける
働くうえでも英語力は重要です。英語である程度のやり取りができないと、スタッフやお客さんと会話ができません。特にチェッカーやカフェの店員などは、お金を取り扱うので英語でしっかりコミュニケーションを取れる必要があります。
英語力をつけることで、働ける職種の幅が広がりますし仕事もスムーズにこなすことができます。大学内であっても給料を受け取るので、責任を持って働きましょう。
教授に推薦してもらう
採用確率が一番高い方法が、教授に推薦してもらう方法です。もしお気に入りの教授がいたら、その教授と頻繁にコミュニケーションをとるようにしましょう。
教授に気に入られれば、教授のアシスタントに推薦してくれる確率が上がります。知っている教授のアシスタントということで、気持ち的にも楽です。お気に入りに教授の授業では、ある程度の成績を取っておくと、より推薦してくれる確率は上がると思います。
まとめ:アメリカでバイトはできるが職種は限られる!
本記事では、アメリカのバイト事情とバイトの見つけ方を解説してきました。アメリカは、学生ビザで仕事する際には制限があります。学生ビザで働く場合には、下記の2種類の方法があります。
アメリカで学生ビザで働く方法
・On-Campus Employment
・Unforseen Economic Necessity
アメリカの学生ビザで働ける職業は、下記のような職種があります。
アメリカの学生ビザで働ける職種
・チューター
・教授のアシスタント
・キャンパス内の食堂のスタッフ
・キャンパス内のコンビニのスタッフ
・キャンパス内のカフェのスタッフ
・清掃員
・学生寮のスタッフ など
アメリカで仕事を見つける基本的な手順は下記の通りです。
アメリカ学生ビザで仕事を見つける手順
①大学のWEBサイトで求人情報を見つける
②WEBサイトから採用面接の申し込みをする
③大学から面接日程のメールが届く
④面接を受ける
⑤合否判定を受ける
アメリカの学生ビザで仕事を得るためのコツは下記のとおりです。
アメリカ学生ビザで仕事を得るコツ
・常に大学のWEBサイトをチェックしておく
・英語力をつける
・教授に推薦してもらう
不明な点がありましたら、こちらからお問合せください。
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