下記のような悩みはないでしょうか?
カナダって留学中も働ける?
どんな場所で働けるの?稼げるの?
カナダ留学するときに現地でアルバイトができるかどうか疑問に思っている方も多いと思います。
学生ビザでバイトはできるのか、またどれくらい稼げるのかなどカナダのバイトに関して本記事で徹底的に解説していきます。本記事では、下記のことがわかります。
・カナダの仕事事情
・仕事の応募方法
・どれくらい稼げるか
カナダのバイト事情
カナダのバイト事情について、下記で紹介していきます。そもそもカナダでバイトはできるのか、またどの程度給料が支払われるのかなどを解説していきます。
カナダ留学中にバイトはできる?
カナダ留学中にバイトはできるの?
結論から言うと、自分が保有しているビザや通っている学校/コースによって就労可能かどうか異なります。下記で各ビザの就労可否や就労時間について、解説していきますのでご確認ください。
就労可否 | 就労可能時間 | |
学生ビザ | 条件を満たせば可能 | 週20時間 学期外は週40時間 |
ワーホリビザ | 就労可能 | 制限なし |
観光ビザ(eTA) | 就労不可 | ー |
学生ビザ
学生ビザは、働く方法が下記の2種類あり、通っている学校の種類やコースの期間によって就労可能か異なります。下記の2種類について、それぞれ解説していきます。
学生ビザで働く方法
・On Campus Job:学校のキャンパス内で働く
・Off Campus Job:学校のキャンパス外で働く
On Campus Job
On Campus Jobとは、キャンパス内の仕事を指し、カレッジや大学のフルタイムの学生であれば、キャンパス内に限り働くことができます。キャンパス内では、下記のような仕事で働くことができます。
就労のためにワークぱーミットの申請をする必要がなく、通っているキャンパスでそのままアルバイトができます。キャンパス内の職業としては、下記のようなものがあります。
On Campus Jobで働ける職種
・キャンパス内の売店
・キャンパス内のカフェ
・教授のアシスタント
・キャンパス内図書館のスタッフ など
大学やカレッジのHPなどに求人が出ている場合が多いので、定期的に学校のHPをチェックして気になる求人がある場合は応募してみましょう。面接から実際に働くところまですべて学内で完結するので、働くために遠くに行きたくない人はOn Campus Jobがおすすめです。
Off Campus Job
Off Campus Jobは反対に、学校のキャンパス外の仕事を指します。Off Campus Jobには、条件がいくつかあり、下記の条件を満たした場合にキャンパス外で就労が可能となります。
Off Campus Job実施の条件
・カナダ政府認定の学校に通っている
・フルタイムで6か月以上就学している
・SINナンバーを取得している
・カナダの銀行口座を開設している
セメスター中と休暇中では、就労できる時間の上限が異なります。下記がOff Campus Jobの就労時間となります。休暇中とは、クリスマスやセメスターの間の休暇などのことを指します。
就労時間の上限 | |
セメスター中 | 週20時間 |
休暇中 | 週40時間 |
休暇中は、フルタイムで働くことができるので、休暇中に一気に稼いで、セメスター中は学業に専念しながら、週2~3回で働くということが可能になります。オフキャンパスで働けるかどうか下記のWEBサイトで確認できるので、一度確認してみてください。
ワーホリビザ/観光ビザ
ワーホリビザは就労制限なく働くことができます。逆に、観光ビザ保持者は就労することができませんのでご注意ください。補足ですが、ワーホリビザでは最大6か月まで学校に通うことができます。また、観光ビザでもビザの期間内であれば、学校へ通うことはできます。
観光ビザは、基本的に6か月滞在することができますが、申請すれば延長することができ、最大1年間カナダの学校へ通うことが可能となります。下記がカナダ政府のWEBページとなりますので、詳しくはカナダ政府WEBページをご確認ください。
カナダでバイトする際の給料について
カナダのバイトの給料について、紹介していきます。カナダは日本より物価が高い分、給料も日本より高く設定されています。下記が2023/12時点のカナダ各州の最低賃金です。
2023/12時点のカナダ各州の最低賃金
ブリティッシュコロンビア州:$16.75
マニトバ州:$15.30
ニューブランズウィック州:$14.75
ニューファンドランド&ラブラドール州:$15.00
ノバスコシア州:$15.00
オンタリオ州:$16.55
プリンスエドワードアイランド州:$15.00
ケベック州:$15.25
サスカチュワン州:$14.00
ノースウェスト準州:$16.05
ヌナブト準州:$16.00
ユーコン準州:$16.77
留学先として人気のバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州やトロントのあるオンタリオ州は、物価が他都市よりも高く、最低賃金も高めに設定されています。東京の2023/12時点の最低賃金が1,113円ですので、為替レートが$1=\100と考えてもすべてのカナダの州の最低賃金が東京の最低賃金を上回っています。
例えば、バンクーバーで週20時間最低賃金で働いた場合の1か月の給料は下記のようになります。
バンクーバーで週20時間最低賃金で1か月働いた場合の給料
$1,340 = $16.75 * 20時間 * 4週
$1,340あれば、人によっては生活費すべてをカバーできるという人もいると思います。また、カナダでは祝日に働くと給料が1.5倍になるという制度もありますので、給料を上げたい人は祝日に働いてみてください。
Co-op留学とバイトの違い
カナダに留学する方で、Co-op留学という言葉を耳にする方も多いと思います。Co-op留学とは、専門知識を学校で学んだ後にインターンシップができるプログラムのことを指します。Co-op留学もカナダで働くことができますが、単純な学生ビザでのバイトと異なる点も多くあるので、下記の表で紹介します。
どちらが自分に合っているかを留学前に確認しておきましょう。ちなみに、Co-op留学中は、インターンシップに行く前に専門学校で学んでいる期間にバイトをすることができます。
有給/無給 | 就労時間の上限 | |
Co-opのインターンシップ | 有給/無給どちらもあり ※週によっては、有給のみの場合も | 週40時間 |
学生ビザでのバイト | 有給 | セメスター中:週20時間 休暇中:週40時間 |
Co-op留学もビザとしては、学生ビザで行く留学となります。専門学校へ行ってからインターンシップへ行く場合がほとんどですが、専門学校へ行っている間は上記学生ビザのバイトと同じくくりになるので、基本は週20時間のバイトが可能となります。
専門学校のコース受講時は週20時間で、コースを終えてインターンシップをする際には週40時間働けるようになります。Co-op留学については、下記の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご確認ください。
カナダでバイトはした方がよい?
ビザごとに就労が可能かどうか上記で紹介してきました。カナダでは、ビザや学校などの働ける条件を満たしている方は、是非働くことがおすすめです。カナダでバイトするメリットはたくさんあり、まずは働いたお金で遊んだり生活費の足しにできます。
お金が稼げるだけで、遊びやできることの幅が広がりますし、お金がなくギリギリの生活をすることでの精神的な疲れを和らげることができます。また、英語力の向上も見込めます。特にローカルのバイト先では、スタッフ同士やお客さんとの会話をすべて英語で実施する必要があります。
カナダ人の方と機会も増え、今まで知らなかった単語や表現を聞いて、自分もものにしましょう。友人の輪が広がることもバイトをするメリットの一つです。学校での友人に加えて、バイト先の友人もできることで色んな国や考えを持った人と接することができます。バイト先での辛い経験を一緒に乗り切った方だからこそ、強い絆が生まれることもあります。
カナダの学生ビザで働ける職種
カナダの学生ビザで働ける職種について紹介していきます。基本的には、どんな職種でも採用されれば働くことができますが、日本人留学生がよく働いている職種について紹介していきます。学校のキャンパス内で働くOn Campasの職種は下記のようなものがあります。
On Campus Jobの職種代表例
・キャンパス内のカフェ
・キャンパス内の図書館
・キャンパス内の売店
・キャンパス内の食堂
・教授のアシスタント
・学生寮のアシスタントスタッフ
・事務スタッフのアシスタント
・キャンパスツアーガイド など
Off Campus Jobは、無限に種類がありますので下記では留学生に人気の職種について紹介します。
Off Campus Jobで人気の職種
・カフェ
・レストラン
・バー
・雑貨屋
・アパレル
・ホテルの清掃員
・ウーバーイーツの配達員 など
週に20時間までという就労制限があるため、フルタイムの方が多いオフィスワークで働く人は少ないかと思います。学校の時間もあるので、シフト制で融通がききやすいホスピタリティ系の職種に就く留学生が多いです。
カナダでの仕事の探し方/応募方法
カナダで仕事を探す方法は、大きく下記の3種類があります。それぞれの方法について、下記で紹介していきます。
カナダで仕事を探す方法
・レジュメを配る
・WEBサイト経由で申し込む
・友人から紹介してもらう
レジュメを配る
一番王道の方法は、レジュメを直接店舗に渡しに行くという方法です。日本でアルバイトを探す時とは大きくやり方が異なりますが、カナダではレジュメを配る方法が最も一般的なバイトを探す方法です。レジュメを配る際の手順としては、下記のような手順です。
レジュメを配る際の手順
STEP1:レジュメを作成する
STEP2:レジュメを複数枚持って働きたい店舗に行く
STEP3:その店舗のスタッフに働きたい旨を伝える
STEP4:レジュメを渡す
STEP5:後日店舗から連絡がある
STEP6:面接をして採用/不採用が決まる
レジュメを渡す際は、マネージャーなど上位職の方に直接渡すのがおすすめです。マネージャーなどに直接働きたいという熱意を伝えることで、面接にたどり着ける可能性が高くなるかもしれません。上位職の方が不在の場合は、スタッフの方に後ほどマネージャーに渡すよう伝えてその場を去りましょう。
日本では、レジュメを配る機会はあまりなく、最初は緊張すると思います。ただし、カナダではこの方法でバイト探しをしている人が多いので、スタッフもレジュメをもらうのに慣れています。自分だけでなく他の人も通った道だと思って、一歩踏み出してみましょう。
WEBサイト経由で申し込む
WEBサイト経由で申し込む方法もあります。日本でアルバイトを探す時に求人WEBサイトを見ると思いますが、同様のやり方で仕事を探すこともできます。求人サイトには、日系の求人が多く掲載されている日本語のサイトと現地の求人が多く掲載されている英語のサイトの2種類があります。
例えば、日本語のサイトには下記のようなものがあります。
英語のサイトには、下記のようなWEBサイトがあります。
英語の求人サイト
・LinkedIn
・Indeed
・Job Bank
・craigslist
・canadajobs.com
・randstad
英語のサイトの方が求人数としては多いですが、英語に不安がある方や日系の職場で働きたい方は日本語のサイトを確認してみましょう。カナダ留学中におすすめの求人や生活サイトは、下記のサイトでも詳しく解説していますので興味のある方はご確認ください。
友人から紹介してもらう
友人から紹介してもらうパターンもカナダでは、有効なバイト探しの手段です。友人の紹介は、レジュメを色んな店舗に配る必要がなく、採用される確率も比較的高いです。また、職場について事前に友人から聞けますし、職場に一人知り合いがいるというだけで、職場の方との距離がぐっと近づきます。
メリットが多い友人からの紹介ですが、求人を紹介してくれる友人がいないとそのメリットは享受できません。職を探してくれそうな友人と仲良くなるのは難しいので、仲良くなった友達に可能であれば紹介してほしい旨をちらっと伝えておくと実現するかもしれません。
実現する可能性は高くはないですが、少しでも確率を上げるために行動しておくのは大事です。
カナダで仕事を得るためのコツ
カナダで仕事を得るためのコツを下記で紹介していきます。下記を実践して、なるべく自分の希望する職種に就ける確率を上げましょう。
カナダで仕事を得るためのコツ
・とにかくレジュメを配る
・英語力を上げる
・日本での経験をアピールする
・働きたい店舗に何度も訪れてみる
・友人に聞く/WEBを定期的にチェック
とにかくレジュメを配る
まずは、とにかくレジュメを配るということです。シンプルですが、配った分だけ働ける確率が上がります。店舗に直接配りに行くのは、最初はとても緊張すると思います。ただし、最初の数枚を配ってしまえばだんだん慣れてきて、過度な緊張はせずに配ることができると思います。
まずは、自分が働きたい条件を決めて、その条件に当てはまる店舗に配って回ります。例えば、ローカルのレストランで、学校から徒歩圏内で行けるところと決めた場合徒歩圏内で行けるローカルのレストランにできるだけレジュメを配りに行きます。
数十枚配れば、どこからかは連絡が来るはずです。ただし、自分も店舗側も無駄な労力がかかってしまうだけなので、条件に当てはまらない店舗にレジュメを配るのは避けましょう。
英語力を上げる
英語力を上げるのもバイトを探す上で重要となります。日本食レストランいわゆるジャパレスで働く場合は、英語力はそこまで必要ではありませんが、ローカルのバイト先を探している方は、ある程度の英語力が必要となります。
ローカルのバイト先では、スタッフ同士の会話やお客さんとの会話はすべて英語となります。マネージャーやお客さんの言っていることが理解できず、質問もできなければ仕事になりません。採用面接のときに、英語力が低いとコミュニケーションが取れないと判断されて不採用となるケースもあります。
ですので、バイト探しをするまでに英語力を上げておきましょう。
日本での経験をアピールする
日本での職歴がある方は、アピールしましょう。例えば、日本で飲食店でバイトをしたことがある方は、その飲食店で具体的にどんなポジションで働いていたのか、カナダの飲食店で自分は何ができるのかをアピールしましょう。
国や言語は違えど、似たような職歴があると、全く初心者の人よりも期待ができると店側も思ってくれるかもしれません。日本人は、アピールすることが苦手な方が多いですが、そこは遠慮せずに日本での職歴をアピールしましょう。
カナダでは、自分の職歴や強みをアピールすることは通常のことです。そのアピールが採用や給料アップにつながるかもしれませんので、忘れずにアピールしておきましょう。
働きたい店舗に何度も訪れてみる
どうしても働きたい店舗がある方は、その店舗に何度も訪れてみるのも一つの方法です。基本的に、1店舗に1レジュメを提出するというのが主流です。ただし、どうしても働きたい店舗があれば、その店舗に行き続けることで店舗側もその熱意を感じ取ってくれるかもしれません。
私の友人でも、1回目にレジュメを私に行ったときは連絡がなかったが、数回行ったら連絡をもらえたという友人がいます。何回も行くことで、顔も覚えてくれたり、そこまでやる気があるなら面接してみるかと思ってくれるかもしれません。
友人に聞く/WEBを定期的にチェック
友人に聞いてみるというのもおすすめです。働いている友人がいれば、友人の職場に空いているポジションはないかを確認してみましょう。もし空いているポジションがあれば、紹介してもらいましょう。従業員の友人であれば、店側も全く知らない人を雇うよりはリスクが低いと考えると思います。
また、WEBを定期的にチェックすることも忘れずに実施しましょう。特に、日系の職場で働きたい方は、WEBからの応募で採用となるケースも多くあります。WEBサイトに希望の職種がないか、定期的にチェックしてチャンスを逃さないようにしましょう。
レジュメの書き方
カナダでアルバイトをするときに必須のレジュメの書き方について解説していきます。採用面接をする際に、レジュメは必須となりますのでここで書き方を覚えて、実際に書いてみましょう。レジュメには、下記の項目を記入しましょう。
レジュメに記載する内容
・名前/住所
・メールアドレス/電話番号
・希望しているポジション(ウェイターやレジ打ちなど)
・これまでの職歴(アルバイト経験も可)
・学歴
・英語のスコアや資格など
・シフトに入れる日
・保有しているビザ
・推薦者(もしいれば)
下記にサンプルを用意しましたので、どのように書けばよいかわからない方はサンプルを見て書いてみてください。
カナダのバイトに関するQ&A
カナダではバイトをするべき?
カナダでは、就労条件を満たす人はバイトをした方が良いと思います。バイトをすることで、下記のようなメリットを得られます。週20時間でもバイトをしておくことがおすすめです。
カナダでバイトをするメリット
・時給が日本より高いので稼ぎやすい
・英語力を高められる
・友人の輪が広がる
・海外で働く経験ができる
カナダでバイトをするときに注意することは?
カナダでバイトをするときは、まず就労する条件を面接時に聞いておきましょう。給料や働く時間など自分の希望条件と一致するか事前に確かめておくことで後々トラブルになる可能性が少なくなります。また、就労条件に当てはまっているのかをしっかりと確認しておきましょう。
条件に当てはまっていないのに働くことは、違法となりますので注意しましょう。下記で自分が就労条件に当てはまっているかどうかを確認できます。
カナダでバイトするにはどんな準備が必要?
カナダでバイトする際は、まず就労条件を満たしているかを確認しましょう。条件を満たしていれば後はレジュメを作成して、配るのみです。レジュメは一度書けば複数の店舗に利用できるので、しっかりと考えて書きましょう。
まとめ:カナダ留学で条件を満たす人は是非働こう!
ここまで、カナダのバイトのついて解説してきました。カナダでは、学生ビザでも条件を満たせば、バイトをすることができます。キャンパス内で働くOn Campus Jobやキャンパス外で働くOff Campus Jobの2種類があり、保有しているビザや通っている学校/コースによって働けるかどうか決まります。
カナダでの仕事の探し方/応募方法は下記の3通りが主流となっています。
カナダで仕事を探す方法
・レジュメを配る
・WEBサイト経由で申し込む
・友人から紹介してもらう
カナダでバイトをする際は、下記のコツを意識しながら探してみましょう。
カナダで仕事を得るためのコツ
・とにかくレジュメを配る
・英語力を上げる
・日本での経験をアピールする
・働きたい店舗に何度も訪れてみる
・友人に聞く/WEBを定期的にチェック
不明な点がありましたら、こちらからお問合せください。
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